初心者でも釣れるオススメ釣りセットと釣り方【パパ頑張れ】子供と川釣り編

ある日突然、子供に「パパ釣りに行きたい!」と言われたら、釣りの経験のないお父さんは困ってしまいますよね?
でも、子供の望みは叶えてあげたい、かといって“ ボウズ(一匹も釣れないこと)” なんてカッコ悪いところは見せられない…
そんな釣り初心者お父さんのために、釣歴40年の私が、初めての釣りでも確実に釣るための方法、仕掛け、釣りセットをご紹介します。
「とりあえず魚は何でも良いから釣って子供の面目を保ちたい」というお父さんに必見の記事です。子供にとっても釣れない釣りほどつまらないものはないですから是非参考にしてください。
※この記事は川や池の淡水釣り向けの記事です。
まずは安い釣りセットを買おう
釣りに行くなら、まずは道具を揃えなければなりません。
と言っても高い道具は全く必要ありません。初心者用の釣りセットで十分です。
まあ、正直釣りセットの道具は、本気で釣りを始めるとなると色々と障害が出てはくるのですが、「とりあえず魚は何でも良いから釣れれば良い」というのであればセットでも問題ありません。
リールつきのセットならコレが良いでしょう。
リール付きで2.4mは長く感じるかもしれませんが、竿の長さはこのぐらいあったほうが飛びます。また将来的に海のチョイ投げで使うことを考えてもオススメできるセットです。
リール無しのセットならコレで良いでしょう。
初心者ならリールなしの竿は3.6mぐらいがちょうど扱いやすい長さだと思います。こちらのセットの竿は丈夫ですし、仕掛けもついているのでおすすめです。
釣りをしたことがない人は「こんな安いセットで釣れるの?」と思うかもしれませんが、大丈夫です!問題無く釣れます!^^
と言うのも、魚を釣るために一番大切なことは竿やリールでは無いからです。
魚を釣るために重要なのは、道具よりも仕掛けやエサ、そして釣り方なんですよ。
逆にどんなに良い竿やリール買っても、仕掛け、エサ、釣り方がマズければほぼ釣れません。
なので道具はサクッと安いセットを買ってしまってOKです。
初心者でも確実!リール釣り編
ではいよいよボウズを逃れる釣り方を伝授しますね。
まずはリールを使った釣りからご紹介します。
リールを使った釣りの道具と仕掛け
釣りは竿とリールだけでは出来ません。
(セットに何が付いているかによりますが)とりあえず竿とリール以外に、下記のモノを用意してください。
- 練りエサ(オススメは「九ちゃん」
- ミミズ
- ハリス付きハリ(ハリスが0.8号~1号ぐらいのもので、ハリは袖張りの5~6号ぐらい)
- カゴ(オモリが付いているもの)
- 鈴(竿先につける。魚が掛かると鳴る)
- 練りえさを練る容器(100円ショップ洗面器やボウルでOK)
上で紹介しているように、ミミズ以外はamazonでも買えますし、近くに大型の釣具店があるなら、このページを見せれば店員さんが揃えてくれると思います。全部揃えても1500円程度です。
ただし、カゴは必ずオモリが付いているものを購入してください。
仕掛けはこんな感じになります。
コレだけです(笑)簡単ですよね?
リールを使った釣り方
カゴに練りエサをつめて、ハリにはミミズを付けます。
ミミズはチョン掛けだと直ぐに外れてしまうので、何箇所かブッ刺してください。
また、この釣りでは練りエサは魚を寄せるためだけのものなので、水は若干少な目にして硬めに作ったほうがベターです。
そして、これを川なら流れの緩いポイント、池や湖なら適当に投げて、ライン(糸)を張り、竿先に鈴をつけて、あとは魚がかかって竿先につけた鈴が鳴るのを待つだけです。
簡単ですよね!?
簡単ですが、初心者が川や池でリールを使った釣りをするなら、間違いなくこの方法が一番確実に釣れます。
“これで釣れなきゃ他は何やっても釣れない”と言って良いほど釣れます。
対象魚としては、マブナ、鯉、ウグイ、など様々ですが、この仕掛けで50㎝以上の鯉がかかると初心者ではまずハリスが切れますから、大物はあきらめてくださいw
初心者でも確実!一本竿編
では次にリール無しの、一本竿の釣りで初心者にオススメの仕掛けと釣り方を解説します。
ただ、リール付きの竿に比べて、リール無しの一本竿での釣りは、オモリの量など、調整が必要なところも多く、初心者にとってはグッとハードルが上がります。
仕掛け自体も少々難しくなりますしね。その点は予め覚悟しておいてください。
はじめに:川で一本竿で釣るために少しだけ専門的な話
ちょっとだけ専門的な話をしますね。
先ほど紹介したセットもそうですが、大体の初心者用の一本竿のセットには「玉ウキ」と呼ばれる丸い形をしたウキがついています。
しかし…釣り歴40年の私でも、正直、この「玉ウキ」で魚を釣る自信はありません。
何故ならこの玉ウキは浮力が強すぎて魚のアタリが取れないウキだからです。
想像してみてほしいのですが、大きな浮き輪を完全に水の中に沈めるには、ものすごい力が必要になりますよね?
それと同じで、この浮力が強すぎる玉ウキを使うと、魚がエサに喰い付いてもピョコピョコ動くだけで、全然沈んでくれないのです。
つまり魚がエサをつついても、あわすタイミングが分からないわけですね。
じゃあ、なんでそんな問題アリの玉ウキが初心者用の仕掛けに付いているかというとそれはオモリの調節をしなくても姿勢よく浮いてくれるからです。
初心者にとってはウキとオモリのバランスを調節するのはなかなか難しい作業です。
しかし玉ウキを使えば適当にオモリをつけてもバランスよく浮いてくれるので今でも初心者用のセットには玉ウキが付いていることが多いのです。
ですが、一本竿の釣りで、ボウズを逃れるには、いきなりこの玉ウキを卒業しなくてはなりません。
そして玉ウキの代わりに、小さめのヘラウキを用意するようにしてください。
※本格的なヘラ浮きは大変高価ですが、雑魚釣りなら一番安いプラスチック製のものでも十分です。この仕掛けはヘラ浮きが付いているのに安く、さらに後で紹介する竿の長さにピッタリとあっているのでオススメです。
さらに、ここが難しいのですが、へら浮きが図の状態で浮くようにオモリの量を調整してください。
はじめは難しいかと思いますが、これが出来ないようでは、いつまでたってもボウズは逃れられません!
一本竿の釣りの道具と仕掛け
一本竿の釣りでは以下のものを用意してください。
- 一本竿のセット(仕掛け付き)
- 予備のハリ(ハリス付き)
- 安いヘラウキ
- 板オモリ
- グルテンエサ(へら鮒用のもの。オススメはダイワの「にんにくグルテン。」スティックで小分けされているので、水の量が測れて初心者でも簡単にベストな状態のエサが作れます。)
初心者が一本竿の釣りをする場合、エサは必ずグルテンエサを用意してください。
リール釣り編で紹介した「九ちゃん」ではダメです。
と言うのも、グルテン以外の練りエサは、エサ自体が重く、エサの重さでヘラウキが沈んでしまうからです。
その点グルテンは軽いので、エサの重さでウキが沈むことを避けられます。
グルテンエサはダイワの「にんにくグルテン」がおススメです。
「にんにくグルテン」は本来はヘラブナ用の餌ですが、その強烈なニンニクのニオイで集魚性が高く、マブナや鯉、オイカワやウグイといった魚もガンガン喰ってきます(逆にヘラブナにはあまり良くなかったりします^^;他の魚が先に喰ってきてしまうので…)。
また「にんにくグルテン」はエサの袋が “計量カップ” になっているので初心者でもエサ作りで失敗することが無いのも魅力です。
一本竿を使った釣り方
フナやコイを釣るならウキ下の長さを調節して、エサが底にギリギリ着くようにします。
ただ、フナやコイ以外の魚であれば、ウキ下の長さにそれほどシビアになる必要はありません。
オイカワやウグイ、カワムツなら、そこに魚がいればエサを突いてきます。
ウキ下の長さは、状況によって変更しながら、一番アタリが出るところを探せばOKです。
グルテンエサは、川に棲む雑食性の魚なら、ほとんどの魚が喰いつきます。
オイカワ、ウグイ、カワムツ、ムツゴ、アブラハヤ、ブルーギルなどいろいろな魚が釣れて面白いですよ!
まとめ
私も釣り場で「釣りセットを買って初めて釣りに来たんだろうなぁ」という親子を見ることが良くありますが、「いやぁ、それじゃあ俺でも釣れないよ…」という仕掛けや釣り方をしている親子を良く見かけます。
魚が釣れないのは、釣り方のせい、つまりお父さんのせいです。
世のお父さんには、この記事をしっかりと読んでもらって、是非お子様に格好良いお父さんを見せてあげてほしいですね!
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