バイクキャンプ派必見!私のキャンプ道具パッキング6つの法則

バイクキャンプ派必見!私のキャンプ道具パッキング6つの法則

あなたはバイクでキャンプに行ったことはありますか? 

行ったことのある方なら分かりますが、キャンプの荷物ってとにかく多いですよね?

荷物をたくさん積める自動車と違い、バイクの荷台はたかが知れています。
そのため、荷物をいかに上手にパッキングするかがカギとなるのますが、実は上手なパッキングには「法則」があるのです! 

そこで、私が考える「バイクキャンプでのパッキングを上手に行うための6つ法則」を実際のパッキング例をお見せして紹介してみたいと思います。

バイクキャンプ派だけでなく、自転車旅行を計画している方にも参考になると思いますよ!

パッキングの法則その(1)キャンプ道具を分類せよ!

私が実際にキャンプで持っていくものを並べてみた

これが私がバイクキャンプの際に持っていくキャンプ道具一式です。

キャンプ道具一式

想定として

「バイクで100~200㎞くらい離れたところに行って、道中で温泉に入ったり、食材を調達したりする。そして、昼過ぎにキャンプ場につく。着いたらテントを建ててからまずのんびりとコーヒーを飲む。夜には焚火しながら焼肉して、キャンプ場で一泊して帰る」

くらいの荷物量です。

だいたい持っていくものは次のような分類ができるでしょう。

画像01

クーラーボックスを調理器具に入れていない理由は、道中で食料を調達して保冷することを想定しているからです。

C(調理器具)、E(食料関連)については「せっかくだから現地のものを食べて回りたい」などの理由で持っていかない人もいるかと思いますが、一般的にはキャンプに持っていくものはこの分類にほぼ当てはまるでしょう。

パッキングにおいてはこの分類が重要です。

キャンプ道具を最初に使うタイミングで仕分けしよう

今度はさきほどの表に「最初に使うタイミングはいつか?」を記入しましょう。

私の場合はこのような表になりました。

表02

繰り返しますが、想定は「バイクで100~200㎞くらい離れたところに行って、道中で温泉に入ったり、食材を調達したりする。そして、昼過ぎにキャンプ場につく。着いたらテントを建ててからまずのんびりとコーヒーを飲む。夜には焚火しながら焼肉して、キャンプ場で一泊して帰る」となります。

E(食料関連)とF(洗面用具)は道中で増えたり、道中で取り出したりするものです。
B(テント類)はキャンプ場についたら真っ先に使うものでしょう。
テントを建て終わったら一杯コーヒーが飲みたいので、C(調理器具)はそのタイミングで荷物から取り出すことになります。
A(寝具類)とD(焚火関連器具)に関しては、別にキャンプ場についてすぐに取り出さなくても困らないものでしょう。

するとタイミングとして「道中必要なもの」「キャンプ場に着いたらすぐに必要なもの」「キャンプ場に着いてすぐではないが、1時間以内には使いたいもの」「別にキャンプ場に着いて1時間以内には必要にならないもの」に分類できると思います。

道中必要なものに関しては、荷物をほどかなくても出し入れを可能にしなければならないため、パッキングからは除外しておきます。

では、「キャンプ場についてすぐ必要なもの」を①、「キャンプ場に着いて一時間以内に必要なもの」を②、「キャンプ場に着いて1時間以内には必要にならないもの」を③、「道中に必要なもの」を※として分類してみます。すると、こうなるでしょう。

① B(テント類)
② C(調理器具)
③ A(寝具類)D(焚火関連)
※ E(食料関連)F(洗面用具)

この順番は「キャンプ場での優先度の高い順」と言えます。
逆を言えば「この順番が下になるほど、キャンプ場での優先度が低い」といえます。
この分類をよく覚えておいてくださいね。

パッキングの法則その(2)キャンプ場での優先度の低い順が「真っ先に詰め込むべき優先度の高い順」だ!

キャンプ場について真っ先にすることって何でしょうか?
テントを建てる前にすることです。

それは、まず「荷物を入れているバッグ・カバンを開けること」ではありませんか?
キャンプ場についた私たちがまず行うことを時系列順に細かく書き出すとこうなります。

バイクから荷物を降ろす。

バッグ・カバンを開ける。

テントとペグ・ペグハンマー、グランドシートを取り出す。

テントを建てる。

だいたいがこの通りに動くはずです。

基本的にバイクに荷物を積むときには「重いものを下にすべき」という定説がありますが、キャンプパッキングの時にはその定説を忘れてください。

そこでさきほど分類した優先度に戻ります。

① B(テント類)
② C(調理器具)
③ A(寝具類)D(焚火関連)

この分類に基づいて言えば、カバンを開けて①②③の順に取り出せるようにすれば、労力を最小限にしてパッキングを崩すことができるわけです。

つまり、パッキングをするときには③②①の順でカバンに詰め込めば良いのです

キャンプ道具の分類

私のキャンプ道具を優先度順に色分けしました。

③は、②は、①がを囲っています。つまり詰め込む順番としては③→②の順番に詰め込めばいいわけです。

これでパッキングの順番がだいぶ分かりやすくなりました。

パッキングの法則その(3)圧縮を上手く活用しよう

さあ、分類した通りに荷物を詰め込みましょう……と言いたいところですが、ここで一つ大きな問題があります。

寝袋シュラフ

寝袋ってデカい(汗)!!

比較のために家にあった某エナジードリンクの缶を置いてみました。こんなもの、とてもじゃないですけれどカバンに入りませんよね?

そこで、こんなものを活用します。

これは「コンプレッションバッグ」というものです。
※私はイスカのウルトラライトコンプレッションバッグを気に入って使っています。

このコンプレッションバッグで寝袋を圧縮します。

サイズは寝袋に合わせましょう。だいたいですが、イスカのウルトラライトコンプレッションバッグなら冬用の化繊シュラフだとLLサイズ-5℃対応のダウンシュラフですとMサイズくらいです。

これで圧縮するとこんな感じです。

圧縮したあとのコンプレッションバッグ

こんなに小さくなりました!コンプレッションバッグ万歳!

私は1泊の時はほとんど着替えを持っていかない主義なので省いていますが、もし着替えを持っていくなら、その場合も上手に “圧縮” を活用しましょう。

衣服の場合はコンプレッションバッグではなく、百均で買える掃除機を使わないタイプの「衣服圧縮袋」がおすすめです。

ジップロックのような見た目をしていて、衣服を平たく圧縮できます。

コンプレッションバッグは円筒状に圧縮するため、カバンに詰め込む時に、どうしても余分な空間が生まれます。
寝袋はこれ以外に圧縮する手段がないためコンプレッションバッグを用いていますが、衣服の場合はなるべく平面になるように畳んでから衣服圧縮袋で圧縮しましょう。

パッキングの法則その(4)入りきらない場合は濡れてもいいものを除外しよう

寝袋を圧縮し、なんとか収めました。しかし、問題がまだあります。

寝袋の下に敷くマット

コイツです…寝袋の下に敷くマットです。

どう考えても入らないものが出てきてしまった場合、濡れてもいいものかどうかで判断しましょう。

寝袋は絶対に濡れてはいけません。保温力が失われてしまいますからね。
しかし、マットは濡れても大丈夫です。マットは水に多少濡れても使用に影響はありません。拭いてしまえばおしまいです。
そのためマットはパッキングからは除外します。

パッキングの法則その(5)大きなものを詰め込む位置を決めよう

では、さっそくパッキングを開始しましょう。
キャンプ場で使う優先度の低い順に詰め込んでいくので、まず③の寝具類と焚火関連のものから詰めていきます。

ここで最初に容積の大きな荷物から先に詰め込んでいきます。
私の③に当たる荷物の中では寝袋が一番容積をとります。そのため、まずは寝袋の位置を決めます。

端につめて入れると良さそうですね。寝袋の位置を確認したら、隙間に細長いものを詰め込んでデッドスペースをなくします。

それから荷物を敷き詰めていきます。

寝袋の周りに詰め込む

詰め込んだ後

写真が少々ボケてしまいましたが、このような感じで詰め込んでいきます。

パッキングの法則その(6)スタッキングしよう

これで③の荷物はパッキングできました。次は②の荷物にとりかかります。

食器類

見ての通り……とってもかさばりますね(汗)

そこで重ねられるものは重ねて収納していきます。これを「スタッキング」といいます。

この場合ですとシェラカップを重ねて、その中にマグカップが入りそうです。
マグカップの中にはぐい飲みを入れます。そして、クッカーの中にカトラリーや調味料をスタッキングすることができそうです。

スタッキング

はい、コンパクトにスタッキングできましたね♪

パッキングの法則その(7)収納袋を活用しよう

では、ここでもう少し欲張ってみましょう。

食器調味料など

だいぶスッキリとまとまりましたが、まだ細々としたものが多いですね。そこで百均できんちゃく袋を買ってきました。

100円ショップのきんちゃく袋

はい、見事に一つにまとまりました♪

見事にまとまりました。

これでスッキリとまとめることができました。

パッキングが完成した図がこれだ!

今までの6つの法則に従って荷物をパッキングした結果がこちらです!

パッキング完成

6つの法則にしたがい、

1.キャンプ場で取り出す優先順位を決める
2.優先順位の低い順に詰めていく
3.どう見ても詰められないものは、濡れていいものだけパッキングから除外
4.優先順位の低いものの中でも、大きな容積のものの位置を決めてから詰め込む
5.スタッキングできるものはする。
6.細々としたものは収納袋にまとめる。
7.2~6を繰り返す

これだけです。何も難しいことは必要ありません。

6つの法則を活用して効率的なバイクパッキングを!

いかがでしたでしょうか?この方式で荷物をパッキングしていくとキャンプ場に着いたときに使う順に荷物を崩すことができます。

そのため「アレ使いたいんだけどどこだっけ」と探す手間がとてつもなく短縮できます。

キャンプ場についてからの時間を有効活用するためにぜひ参考にしてみてください。