釣れる激安デフレエギ【100円!?】アオリーQにも勝てるオススメエギとは

釣れる激安デフレエギ【100円!?】アオリーQにも勝てるオススメエギとは

最近は底を取らないエギンガーも増えているものの、エギングは基本的に底を取る釣りです。

そのため根がかりによるエギのロストは避けられません。

ただ、いくらアオリイカが高級イカと言っても、釣りに行くたびに5本も10本も1000円からするエギをロストしていたのではやってられませんよね?

そこで、私を含めたほとんどのエギンガーが「デフレエギってどうなんだ!?」となるわけです。

ということで今回は、有名メーカーのエギから、大型釣具店のワゴンセールのデフレエギ、ダイソーの100円エギまで、あらゆるエギを使いまくってきた私が「こりゃ釣れるわ!」と思わず声をあげた本当に釣れるデフレエギをご紹介します。

私も一応エギングのキャリアは20年以上ありますから少しは信用できるかと思いますよ!

餌木ストック
※筆者のエギのストックです。これでも全部ではありません。安物から有名メーカーのもの、すでに手に入らない廃盤のものまでザっと300個はストックあります^^;

釣れないデフレエギに共通する問題点

釣れるデフレエギを紹介する前に、まずは “釣れないデフレエギ” とはどんなものか?を解説します。

みなさんは釣れないデフレエギの特徴ってなんだと思います?

え!?形?

いいえ、違います。

エギの形なんて、高価なエギも、デフレエギもほとんど同じです。
デフレエギはみんな大分型(※1)、というか、初代アオリーQと同じ形をしていますw

ということは “デフレエギが釣れない理由は形では無い” ということになりますよね!?

※1 餌木は「大分型」と「山川型」の2つに分けることができます。
大分型の代表的なエギとしてはヨーズリの「アオリーQ」、山川型の代表的なエギとしては林釣漁具の「餌木猿」があります。どちらも非常によく釣れますが、山川型はイマイチ人気が無いようです。

では釣れないデフレエギとはどういったものなのか?
それは以下のような物です。

●シンカーが傾いて接着されていてフォールバランスが悪い
●カンナがズレて接着されていてバランスが悪い
●カンナが鋭くない
●カンナが抜ける
●ボディー内部に浸水する

順に説明します。

シンカーが傾いて接着されていてフォールバランスが悪い

下の写真のエギのシンカーを見てください。

オモリが曲がってついている

これは100円ショップダイソーのエギですが、かなりシンカーが傾いて装着されているのが分かります。

ダイソーのエギは、ほぼ全て大なり小なりシンカーが傾いて(曲がって)装着されています。

シンカーが傾いていると、フォール中のエギが傾き、横にカーブしながらフォールしてしまいます。

酷いものだとスパイラルフォール(くるくる螺旋を描きながらのフォール)するものもあります。

さらにシンカーが傾いていると、ダートも上手くしてくれなくなります。

もちろんイカの活性が高ければ、エギが横に曲がりながらフォールしようが、ダートしなかろうが、抱くときは抱きます。
ただ、自分のイメージ通りに動いてくれないエギを使っても全く楽しくありません。

こういったシンカーの傾きは、多少ならペンチでシンカーを挟んで曲げれば修正出来ますが、ズレて接着されているとシンカーを外さないことにはまず直せません。

カンナがズレて装着されていてバランスが悪い

どういう検品をしたら曲がったカンナでOKを出せるのか分かりませんが、デフレエギにはカンナが曲がって装着されているものがたくさんあります。

日本人なら考えられないのですが、残念ながら中国やインドネシアにはカンナが曲がっていても気にしない人がたくさんいるようです。

カンナが曲がって装着されていると、フォール姿勢も悪くなり、ダートもしにくくなります。

何より良くないのが浸水(エギの内部に水が入る)の最大の原因にもなることです。

カンナが鋭くない

針先の甘いカンナのエギ

高価なエギには、恐ろしく鋭いカンナが付いています。

エギのカンナは針先が鋭ければ鋭いほどバレが減ります。

しかしデフレエギには針先が甘いどころか、指で触ってもチクリともしないカンナが付いているものがあります。
さすがにここまで針先が甘いと、バレが多くなるどころか、刺さらないこともあります。

エギングはイカが触手でガッチリ抱いているエギを滑らせてフッキングさせる釣りであって、基本的に “向こう合わせ” はありません。
ですから針先の鋭さは魚相手の以上に大切だと思ってください。

カンナが抜ける

木製のデフレエギが多かった時代は、カンナが抜けるなんてことはほとんど無かったのですが、デフレエギの素材が接着しにくいポリスチレン製になってからは、カンナが根元から抜ける事例が頻発するようになりました。

だいたいのデフレエギのカンナの接着ではエポキシ系の接着剤が使われているのですが、エポキシ系の接着剤ではポリスチレンは接着できないのです。

そのため大物がかかってカンナが抜けたり、「根がかりが外れたと思ったらカンナが無くなっていた」ということも起きてしまうのです。

浸水する(ボディー内部に水が入る)

デフレエギの最大の欠点は、浸水する(ボディー内部に水が入る)個体があることです。

エギの内部に水が少しでも入ってしまうと、お尻上がりの姿勢でのフォールも、ステイもできなってしまいます。

こうなるとさすがに釣れません。

デフレエギをバラしてみると分かるのですが、ボディ左右のつなぎ目、エイト管の根元、カンナの差穴など、浸水しそうなところが結構あるんです。

餌木内部に水が入る

特にダイソーエギは浸水する個体が多いので、奇跡的にシンカーやカンナが真っすぐついている個体が買えたとしても安心できません。
「なんかエギが重くなったな?と思ってエギを振ってみたら“チャプチャプ”水の音が、、」ということもよくあります。

安心感・信頼感ハンパ無し!マジで釣れるデフレエギはコレ

ここまで釣れないデフレエギの特徴を紹介しました。

では釣れるデフレエギはどんなものか?

簡単です、前述した欠点を全てクリアしていて、且、値段が安ければ良いだけです。

そんなデフレエギがあるのか!?

あります。

私がこれまで数え切れない程の種類のエギを使ってきた中で、「こりゃアオリーQに負けんぞ!」と感嘆した本当に釣れるデフレエギがあります。

それは「ポイント」という釣具量販店を運営する「タカミヤ」が発売しているオリジナルブランドのエギ、「エギボンバー」です!

筆者の餌木ボンバーストック
筆者のエギボンバーのストック。信頼しているからロストも多い。向かって左側の上段と、左側の上下段はエギボンバーをリメイクしたもの。

エギボンバーの定番カラー&定番サイズのセットです。これだけあればとりあえず安心してエギングに出かけられます。

「エギボンバー」は作り的にも、パーツの品質的にも、釣果的にも、この価格でこれは素晴らしいとしか言いようがありません。

もちろんこれまでエギボンバーを使ってきて、浸水したことは一度もありませんし、カンナがズレてついていたこともありません。
正直シンカーは何度か若干曲がっていることはありましたが、それもペンチで簡単に直せるレベルでした。

私的にはエギボンバーは「アオリーQシリーズ同じぐらいイカが抱くデフレエギ」としてかなり信頼しています。

あえてエギボンバーの欠点を挙げるなら、

・布が非常に剥がれやすいこと
・カンナが細くて曲がりやすいこと
・カラーバリエーションがシンプルで少ない

といったところでしょうか。

ただ、これらの欠点も、予め分かっていれば全く問題ありません。

布の剥がれは、お腹の継ぎ目に「セメダイン スーパーXクリア」を薄く塗っておけば問題ありません。

カンナはこまめにチェックして、曲がっていたらその都度直せば問題ありません。

ちなみにエギボンバーのカンナが曲がりやすいからと言って「大物が掛かってカンナが伸びてしまった」ということはこれまで一度もありません。
イカの引きは直線的で、魚のように首を振ることが無いので細いカンナでも伸ばされる心配はほとんど無いのです。

カラーバリエーションは、たしかに最近のハデハデで凝ったカラーリングのエギに比べると、かなり地味です。
ただ、正直最近のハデハデのカラーリングは人間を釣るためのもので、イカを釣るためのものではありません^^;

エギは、オレンジとピンクの派手系と、オリーブグリーンやブラウンといった地味系があれば十分です。さらに背中に杉模様が入っていれば言うことありません。

エギに複雑なカラーリングなんて必要ないんです。実際、初代アオリーQでも一番釣れると評判だったのは、オレンジorピンクに杉模様だったわけですから。

逆に複雑なカラーリングのエギが増えれば増えるほど、特に初心者はどれを使ったら良いか迷ってしまうと思いますよ。

※エギボンバーは以下の記事でもアオリーQと比較して徹底解説しています!

まとめ

「デフレエギって本当に釣れるんだろうか?」

と思っている人もいると思いますが、そもそも高価なエギも、デフレエギも形は同じです。

ですから基本性能さえしっかりしていれば、デフレエギでも高価なエギに負けず劣らず釣れます。

ただ、その基本性能がしっかりしていないものが多いから困るんですよね…

デフレエギに不安がある人は、一度タカミヤ(釣り具のポイント)のオリジナルエギ「エギボンバー」を実際に海で使ってみてください。
ある程度経験のある人なら、一投すれば「これなら釣れる」と確信するはずです。

メーカーの謳い文句に流されず、自分で釣れるデフレエギを探したり、デフレエギをリメイクしたりするようになると、エギングはもっともっと楽しめるようになりますよ!

定番カラー&定番サイズのセットです。これだけあればとりあえず安心してエギングに出かけられます。

夜光は昼夜問わず抜群に効くときがあるのですが、高級エギではなかなか夜光を買う気になりませんよね?そんなときはエギボンバーの出番です。

リアルカラーは見えイカに試すと明らかに反応が違うときがあります。奥の手として2、3本持っておくと便利です。