ナマズのフッキング率を劇的に上げる「お腹のシングルフック」
ナマズのトップウォーターゲームで悩まされるのは、なんといってもそのフッキング率の低さ。
「なんとかもう少しミスバイトを減らせないものか?」
私も常々そう思っていました。
が、ある方法を取り入れたところフッキング率が劇的にアップしたので情報を共有したいと思います。
「ナマズは捕食が下手」はちょっと違うのでは?
ナマズがルアーをミスバイトすると、我々釣り人は「ナマズは捕食か下手だから」と勝手な解釈をして自分を納得させます。
でも、それはちょっと違うのではないでしょうか?
と言うのも、ナマズだって、いつも彼らが捕食している自然界のエサなら恐らく何も問題なく上手く捕食できているからです。
ナマズがルアーをミスバイトするのは、
いつも食べているエサよりも硬く、
いつも食べいるエサよりも大きく、
いつも食べているエサよりも動き、
いつも食べているエサと同じ力で吸い込んでも逃げていく、
そんな普段食べているエサとは何から何まで違う “ルアー” だからこそナマズも上手く捕食できないだけだと思います。
であれば「ナマズは捕食か下手だから」などとナマズのせいにはせず、釣り人側がナマズがバイトしやすいように工夫する必要があると思います。
特にフッキングしないのは着水バイト
私は以前、多摩川(東京)の近くに住んでいたこともあり、私のナマズのルアーフィッシングの90%が多摩川での釣りでした。
多摩川のような広い川では、ルアーをリトリーブして、ナマズがチェイスし「バホッ!」というケースが多く、そういう釣りではテールフックにフッキングすることのほうが圧倒的に多かったため、私はベリーフック(お腹のフック)を外して、代わりにブレードやラバーレッグなどを付けるようになりました。
しかし、実家のある田舎に引っ越し、狭い田んぼの脇を流れる用水路での釣りがメインになると、テールフックだけのルアーではミスバイト連発!もう信じられないぐらい全然フッキングしないわけです^^;
特に着水直後にバホッ!と出る着水バイトは、ほぼフッキングしないのでは?と思えるほどの酷さで、ただでさえミスバイトが多いナマズが、さらにフッキングしないのですから、それはそれはたまったもんではありませんでした。
ベリーフックをつけたら着水バイトのフッキング率が圧倒的に!
ナマズは、リトリーブするルアーには後ろからチェイスしてバイトしますが、ルアーが着水した直後のバイトではルアーの中心にバイトしてきます。
でもまあ、そりゃそうですよね!?
普段彼らが食べている自然界のエサなら、そのエサの真ん中を吸い込んだほうが、一発で捕食できるわけですから。
で、そういう事実が分かってくると、「やっぱりベリーフックはどうしても必要だな」と思えてくるわけです。
と言うことで私も自作ルアーにベリーフックつけて試してみると、、
なんとフッキング率が、テールフックだけだった時に比べ2倍近くに跳ね上がったのです。
【参考動画】
ベリーフックはシングルフックが◎!
ベリーフックにはどんなフックが良いのか?結構いろいろと試しました。
まず、トレブルフックは藻やゴミがひっかかって釣りにならないので即却下。
次にテールフックと同じダブルフックにすると、意外にもフッキング率があまり良くない、さらにかかってもバレが多い^^;おそらくダブルフックはスプリットリングを介さずルアーに装着するため、フックの動きが制限されてしまうのが原因のようでした。
で、トレブルフックよりも、ダブルフックよりも良かったのが “シングルフック” でした。
ベリーフックをシングルフックにすると(着水バイトでは)ベリーフックとテールフックが半々ぐらいの確率で、ベリーのシングルフックにフッキングしてくるではありませんか!
と言うことは、つまり、ベリーフックをシングルフックにしたことで、いままで倍の確率で着水バイトがフッキングするようになったわけです。
なお、シングルフックで一番良かったのはコレ!
C’ultiva(カルティバ)SBL-75Mの♯1です。
ルアーのサイズにもよると思いますが、5~7㎝ぐらいのトップウォータープラグなら、このSBL-75Mの♯1が一番安定してフッキングすると思います。
ただ人によっては、さらに一つ上のサイズの♯1/0や、一つ小さい#2が良いという方もいるので、両方試して、最終的に自分が一番良く使うルアーに合う方を使われるのが良いと思います。
フッキングだけでなく浮き方の問題もありますから。
【各サイズの寸法参考】
ちなみに私はソルトルアーもやるので、普段からメタルジグ用のシングルフックを自作しています。
上は自作のシングルフック
ただ、これら自作のシングルフックもベリーフックに使ってみたことももちろんあるのですが、どうもこれらのフックはバーブを潰してバーレスにするとバレが増えてイマイチ良くないように感じました。
やはりバーブレスにするなら、はじめからバーブレスとして開発されたフックのほうがバレにくく安心して使用できます。
※ただし私は別にバーブレス強制派ではありません。各個人が思い思いのタックルで釣りをするのが一番と思っています。
まとめ
ナマズはフッキング率の悪い魚だと解ってはいても、1日にそう何回も無いバイトが、ことごとくミスバイトとなれば、さすがに辟易(へきえき)します。
また、おなじミスバイトでも、自分がやれるだけのことをやってのミスバイトなら結構受け入れられるものです。
もし私と同じようにナマズのミスバイトに悩まされている方がいたら、是非ベリーにシングルフックを付けて試していてください!
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