野口啓代[ボルダリング]筋肉画像も!日本女子を牽引するトップクライマー

野口啓代[ボルダリング]筋肉画像も!日本女子を牽引するトップクライマー

1989年生まれの野口啓代(のぐちあきよ)選手は、日本のスポーツクライミング競技の女子の第一人者で、あの野中生萌選手や伊藤ふたば選手もリスペストするトップクライマーです。

もちろん2018年現在でも現役バリバリ!東京2020オリンピック日本代表の最有力候補!というよりメダルの有力候補の1人ですね。

今回はそんな野口啓代選手をご紹介します。

プロフィールと主な戦績

ガッツポーズ

プロフィール

野口啓代(のぐちあきよ)
1989年5月30日生まれ
茨城県出身
身長165cm
TEAMau所属

主な戦績(抜粋)

野口啓代選手優勝金メダル

野口啓代選手はキャリアが長く、しかもキャリア中ずっと素晴らしい成績を収めているため全ての戦績はここには載せ切れません。ここでは最近の戦績を抜粋してご紹介しています。
2014年 ボルダリング・ワールドカップ 年間 優勝
2016年 第11回ボルダリング・ジャパンカップ(加須市) 優勝
2016年 全日本クライミング・ユース選手権リード競技大会2016(印西市)優勝
2016年 ボルダリング・ワールドカップ スイス(マイリンゲン)大会 4位
2016年 ボルダリング・ワールドカップ 中国(重慶)大会 2位
2016年 ボルダリング・ワールドカップ インド(ムンバイ)大会 3位
2016年 アジア選手権ボルダー 中国大会 優勝
2016年 世界選手権ボルダー フランス (パリ)大会 3位
2016年 リード・ワールドカップ スロベニア (クラニ) 大会 2位
2017年 第12回ボルダリング・ジャパンカップ(渋谷区) 2位
2017年 日本選手権リード競技大会(加須市)優勝
2017年 ボルダリング・ワールドカップ八王子大会 2位
2018年 第13回ボルダリング・ジャパンカップ(世田谷区) 優勝
2018年 ボルダリングワールドカップ年間2位

野口啓代選手のストレッチ

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野口啓代選手がボルダリングをはじめたキッカケ

野口啓代選手ボルダリングはじめたきっかけ

野口啓代選手は小学校5年生の夏休みに家族でいったグァムのゲームセンターでフリークライミングをやったのが、ボルダリングとの出会いだそうです。

ゲームセンターで遊びのつもりでやったはずのボルダリングが、あれよあれよという間に世界のトップクライマーになってしまったというわけです。

グァムから帰ったあともボルダリングの楽しさが忘れられず、帰国後すぐに自宅近くにオープンしたばかりのクライミングジムに通うようになったそうです。

いまでこそあちこちにクライミングジムがオープンしていますが、野口選手が小学5年生のころというと2000年ですから、まだまだボルダリングはマイナーなスポーツでジムも少なかったはず。それが、たまたま家の近くにクライミングジムができるなんていうのはまさに運命ですよね!

ちなみに野口選手の自宅にはお父さん手作りのプライベートウォールがあるそうです。
しかもその広さは約60畳!高さ4メートルというそこらのクライミングジムにも負けないぐらいの規模だとか!

はじめのころは傾斜もない、ただの小さな箱のようなウォールだったそうですが、野口選手の成長に合わせてどんどん大きくなっていったそうです。

クライミングウォールを眺める野口啓代選手

野口選手は「今でも上手くいかなかったり、精神的に落ち込んだりしたときは実家に帰って、プライベートウォールをボーっと眺めてリフレッシュする」と答えています。

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野口啓代選手の圧倒的な強さと実績

野口啓代選手は小学6年生の終わりに出場した「全日本ユース選手権」で、なんと中学生、高校生の選手を押しのけて優勝してユース日本一になっています。

年齢もさることながら、その時はまだクライミングをはじめて1年ちょっとです。当然ながら「天才少女出現」と話題になりました。

その後、2004年の世界ユース選手権で4位に入賞して世界のトップクライマーに仲間入りし、ついに2008年のボルダリングワールドカップ、フランス大会で日本人女性はじめての優勝。
さらに同年から新設されたクライミングワールドカップ・オーバーオール部門で初代女子チャンピオンに輝いています。

その後もワールドカップを含めた数々の大会で優勝しています。

そして2018年、野口選手はボルダリングワールドカップの年間2位に輝いています。

※1位は野中生萌選手。なんと日本人のワンツーフィニッシュ!


野口啓代選手ボルダリング年間ラインキング2位
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数々の有名企業とのスポンサー契約

野口啓代選手TEAMau所属
野口啓代選手は

・au
・三井不動産
・THE NORTH FACE
・ZETA
・raffinee(オリエンタルバイオ)
・牛乳石鹸
(2018年現在)

といった数々の有名企業とスポンサー契約をしています。

クライミングという他のスポーツに比べればまだまだマイナーなスポーツで、これだけの企業とスポンサー契約ができるというのも野口選手の圧倒的な実力を証明していますね。

ちなみに、世の中にはいろいろな競技があり、それぞれの競技で野口選手のように、全てをかけてその競技に取り組んでいるアスリートがいます。

しかし、ほとんどのケースで大会遠征費などは実費です。

大きな大会に出ないと世界のトップにはなれない、でも大会に出るには大金が必要…

こんな状況ってどうなんでしょう?

日本のスポーツを盛り上げるために、国や企業やマスコミには是非積極的にアスリート達を応援してあげてほしいものですね。
オリンピックのときだけ(しかも結果を残したときだけ)チヤホヤするのはどうかと思いますが、、。


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女子クライミング選手のお姉さん的存在

野口啓代選手と伊藤ふたば選手

第一人者である野口啓代選手を慕う女子クライミング選手は本当に多く、特に伊藤ふたば選手は、年は伊藤選手が10歳以上年下ですが、野口選手のことを「啓代ちゃん」と呼び、選手としてはもちろん、人間的なところも含めて憧れていると語っています。

ほかにも、野中生萌選手、尾上彩選手、小武芽生(こたけめい)選手も、野口選手を慕い、普段から一緒に練習したり、練習内容について会話をしたりするそうです。


伊藤ふたば選手と(野口啓代選手の公式インスタグラムより)


大田理裟選手と(野口啓代選手の公式インスタグラムより)

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野口啓代選手愛用のクライミングシューズは「スポルティバ ソリューション リブート ウーマン」

スポルティバ ソリューション リブート ウーマン

野口啓代選手が使用するクライミングシューズは「スポルティバ ソリューション リブート ウーマン」です。
スポルティバは職人が手作りで一つ一つ丁寧に仕上げているシューズメーカーで、野口選手もとても気に入っているようです。

以下記事で「スポルティバ ソリューション リブート ウーマン」について詳しく紹介しています。

職人の手作りで、しかも世界のトップ選手である野口選手と同じモデルが2万円ちょいで買えるというのはファンには嬉しいですね!

まとめ

日本の女子スポーツクライミングの第一人者であり、現在でも世界のトップで戦いつづけている野口啓代選手をご紹介しました。

野口選手はベテランということもあるかもしれませんが、雑誌のインタビューなどを読んでも、非常に丁寧で、分かりやすく答えられていて、会ったことのない私でも、その素晴らしい人間性が伝わってきます。

(あまり年齢のことを言うのもなんですが…)東京2020オリンピックのときは野口選手は30歳を越えています。是非若い選手をはねのけてメダルを勝ち取ってほしいですね!

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