川スモールマウスバスのドリフトに「沈み蟲」イモに代わる最強ワーム!?

川のスモールマウスバスと言えば「ドリフト釣法」が有名ですが、ダウンショットリグやキャロライナリグではなく、ワーム単体、あるいはワーム&軽めのネイルシンカーのみでドリフトさせるならワーム自体にある程度の自重があるものを選択する必要があります。
筆者の場合、そういった釣りでは、これまで「イモグラブ」を使用していたのですが、ここにきてイモグラブと同等、いいえ、もしかしたらイモグラブを凌ぐポテンシャルを秘めたワームに出会うことができました。
それがisseiの「沈み蟲(しずみむし)」です。
沈み蟲がドリフト釣法に向いている理由
先述したように、ワーム単体、もしくはワーム&ネイルシンカーでドリフトの釣りをする場合は、ワーム自体にある程度の自重が必要になります。
その点、沈み蟲は高比重で、1.8インチのもので約3g、2.2インチのものだと約5.5gの重量があります。
ちょうど沈み蟲の1.8インチと同じぐらいの大きさのイモグラブ40の重量が3.2~3.3gぐらいですから、自重的にもイモグラブと同じような使い方ができるということが分かります。
【沈み蟲とイモ40との重量&サイズ比較】
ちなみに沈み蟲の高比重は大量に配合されている “塩” によるものです。実際、沈み蟲にオフセットフックを刺すと大量の塩が拭き出てきます。
ちなみに元祖塩入りのゲーリー山本さん曰く「塩入りは魚が長く口に含んでくれる」とのことなので、スモール狙いでも同じ効果が期待できますね。
【(動画)沈み蟲のドリフト&リフト&フォールでスモールマウスバスを釣る】
【沈み蟲1.8インチ】
フックは「マルチオフセットフック」がオススメ
沈み蟲には「マルチオフセットフック(オーナーばり)」がオススメです。
事実、沈み蟲の生みの親である村上晴彦さんもマルチオフセットフックを推奨しています。
筆者も実際に沈み蟲&マルチオフセットフックの組み合わせを試してみましたが、スピニングタックルでもしっかりフッキングしましたし、縦アイの影響かスッポ抜けも少ないように感じました。
また、沈み蟲はスナップを使うと見事にお尻を振りながらバックスライドするのですが、スナップを使うにも縦アイのほうが横アイよりも都合が良いと思います。
フックサイズは1.8インチには2号、2.2インチには1号と1/0号がオススメです。
なぜ、2.2インチには1号と1/0号の2種類のサイズがオススメかというと、ノーシンカー時とネイルシンカーを打った時とでフックを使い分けたほうがベターだからです。
2.2インチは、ワームのサイズ的には1/0番がジャストフィットします。ただ、1/0番だとお尻にネイルシンカーを打ったときに、ウエイトによってはネイルシンカーがフックにあたってしまいワームのお尻から飛び出てしまいます。
そのため沈み蟲は、ノーシンカーならマルチオフセットフックの1/0番、ネイルシンカーを打つなら1番、という組み合わせが良いと思います。
【マルチオフセットフック1号(沈み蟲2.2インチ&ネイルシンカーにオススメ)】
【マルチオフセットフック1/0号(沈み蟲2.2インチノーシンカーにオススメ)】
ネイルシンカーは1.5gまでがオススメ
沈み蟲のお尻にネイルシンカーを打つ場合、ネイルシンカーのウエイトは1.5gぐらいまでが良いと思います。
と言うのも、あまりネイルシンカー重いとフォーリング時にバックスライドせず、ストーンと垂直に近い形で沈んでしまうからです。
もちろんそれでも釣れるでしょうが、そこまで重くしたいなら素直にダウンショットやキャロライナリグで重いシンカーを使ったほうが釣りやすいと思います。
ちなみに私が沈み蟲用に使うネイルシンカーは0.6g~1.3gです。
1.8インチには0.6~0.9g
2.2インチには0.9~1.3g
といった感じで使い分けています。
【動画内で沈み蟲の生みの親、村上晴彦さんがネイルシンカーの刺し方を解説しています。】
※ちなみに筆者はイモグラブを使うときも同じように刺しています。
ラインは「沈むPE/シマノG5」の1号がオススメ
ラインは人それぞれ好きなものを使えば良いと思いますが、筆者は(スピニングタックルでは)シンキングPEの「シマノG5」を使っています。
このラインはPEラインでありながら高比重で沈むので、流れや風によってのイトフケが出にくく、ロッドを持つ手に明確にアタリが伝わります。
スモールマウス狙いなら1号~1.2号ぐらいが良いと思います。ちなみに筆者が年間を通して一番使うのはG51号です。
ちなみに、同じシンキングのPEラインでよつあみの「オードラゴン」というのがあるのですが、私が実際に使ってみた感じだと、正直、オードラゴンよりG5の方が強度的には優れていると思います(特に1号以下の細いライン)。オードラゴンは高比重で沈み自体は良いのですが、、、今後の改良に期待ですね。
ダウンショットリグやキャロライナリグならビビビバグがオススメ
沈み蟲はダウンショットやキャロライナリグで使っても釣れますが、そもそも自重があるので “フワフワ感” は期待できません。
なのでダウンショットやキャロライナリグでワームをフワフワさせてスモールマウスバスを誘いたいなら、沈み蟲よりも同じisseiの「ビビビバグ2.6インチ」のほうが向いています。
ビビビバグに関しては、大げさでなく筆者もこれまでビビビバグで何百本もスモールマウスバスを釣っているので釣果は保証できます!
まとめ
スモールマウスバスは、どんなルアーでも、どのメーカーのワームでも釣れる可能性はあると思います。
ただ「喰う!」という確信がないルアーでは釣りに集中できません。
そういう意味で沈み蟲は「喰う!」と確信が持てる非常に秀逸なワームだと思います。
特にこれまでゲーリーのイモグラブを使っていた人は、沈み蟲を使うと新しい発見や更なる釣果が期待できるかもしれませんよ!
-
前の記事
SCノットは切れる?FGノットと結束強度対決してみたら驚きの結果に‼ 2019.08.07
-
次の記事
ワカサギを岸からウキで釣る方法【投わかさぎ】柴山沼・渡良瀬遊水地・近藤沼など 2019.11.17