ウォーキングは朝か夜か問題に終止符!時間帯は目的によって変わる!

ウォーキングは朝か夜か問題に終止符!時間帯は目的によって変わる!

ウォーキングは朝に行うべきなのか?夜に行うべきなのか?

実はこれ、「朝歩くべき」と答える専門家もいれば、「夕方以降に歩くべき」と答える専門家もいる、なかなか悩ましい問題なんです。

で、結局のところどちらが正しいのか!?

結論から言うと「どちらも正しい」というのが本当のところのようです。

なぜなら、ウォーキングを行うべき時間帯は、各個人それぞれの「ウォーキングを行う目的」によって変わってくるからです。

この記事では、朝のウォーキング、夜のウォーキングで得られる効果を分かりやすく解説しています。
歩く時間に迷っている方は是非参考にしてください。

朝ウォーキングで得られる効果

ウォーキング朝

朝のウォーキングには以下のような効果があります。

●日光が体内にビタミンDを作り骨を強くする
●朝の日光が人のBMIに影響し脂肪が溜まりにくい体になる
●朝の日光がメラトニンの分泌がストップする
●朝の日光がセロトニンの分泌を促進する

日光が体内にビタミンDを作り骨を強くする

人は日光を浴びると体内にビタミンDを生成します。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける役割のある成分で、骨を形成にはかかせません。

また、ビタミンD不足は認知症の原因になります。

ですから、骨粗しょう症気味の人、年配の方は朝にウォーキングをしたほうがベターと言えるでしょう。

朝の日光が人のBMIに影響し脂肪が溜まりにくい体になる

2014年にアメリカで「朝の日光を浴びるとスリムな体型になる」という研究結果が発表たのをご存知でしょうか?
この研究結果によると、早朝に日光を浴びた人ほど、肥満度を表すBMI値が低かったそうです。
なかには普段運動していない人、不健康な食生活を送っていた人もいたというのだから驚きです。

朝の日光がメラトニンの分泌がストップする

朝の日光が目から入ることによって、メラトニンの分泌がストップします。
メラトニンは睡眠を促進する成分、つまり「眠くなる成分」なので、メラトニンの分泌が止まれば、頭が冴え、朝イチから仕事に集中できます。

さらにメラトニンは約15時間後に再び分泌されはじめるため、夜は決まった時間に眠れるようになります。

不眠気味の人、睡眠の浅い人、規則正しい生活を送りたい人、仕事をバリバリにこなしたい人は、朝にウォーキングしたほうが良いかもしれませんね。

朝の日光がセロトニンの分泌を促進する

朝日を浴びると体内にセロトニンが分泌されます。
セロトニンは“幸せホルモン”とも呼ばれる神経伝達物質で、鬱病の人はセロトニン不足の人が多いそうです。

朝のウォーキングは体だけでなく“心の健康”にも好影響を与えてくれます。

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夜ウォーキングで得られる効果

ウォーキング夜

夜のウォーキングでは特に以下のような効果があります

●筋肉の生成が効率的に行われる
●(夏は)熱中症のリスクが低い
●1日をリセットできる
●(その後の予定がないため)長時間歩くことができる

筋肉の生成が効率的に行われる

筋力トレーニングの世界で一番やっていけないのは「朝の筋トレ」と言われています。

なぜなら
・体がほぐれていない朝はケガをしやすい
・筋肉はトレーニング中ではなく、トレーニング後の休息時(=睡眠時)に作られる
からです。

ということは、ウォーキングを足回りの筋トレとするなら、ウォーキングは夜行う方がベターでしょう。

特に慢性的な膝の痛みに悩んでいる人は、膝回りの筋肉が衰えている可能性がありますから、ウォーキングは夜に行ったほうが良いかもしれません。

(夏は)熱中症のリスクが低い

今の日本の夏は早朝でも30℃を超えるのはもはや当たり前になっています。
熱中症の危険を考えるなら、夏のウォーキングは夜の方がベターでしょう。

1日をリセットできる

その日のストレスは、その日のうちに解消できればそれに越したことはありません。
1日をリセットするという意味では夜のウォーキングの方が良いでしょう。

(その後の予定がないため)時間に追われずウォーキングができる

ある意味、これが夜にウォーキングをする最大のメリットかもしれません。

その後に何の予定もない、あとはお風呂に入って寝るだけ、となれば、気分や調子によって歩く距離を調節することができます。

「今日は調子が良いから1時間歩こう。」
「明日朝早いから今日は20分だけ歩こう。」

と臨機応変に歩く距離や時間が調節できるとウォーキングも継続しやすくなります。

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朝でも夜でも歩くことは健康にとって素晴らしい

ウォーキングは時間に関係なく健康に良い

ご覧いただいたようにウォーキングは、それぞれ、朝に行うことでより期待できる効果、夜に行うことでより期待できる効果、があるのは事実です。

ですから、なぜ自分がウォーキングするのか?によって、歩く時間帯を決めるのは、もちろん間違いではありません。

ただ、歩くことは、朝であろうが、昼であろうが、夜であろうが、どの時間帯に行っても健康に良いことには変わりありません。

どの時間帯でも、ウォーキングには

・心配機能の向上
・筋力アップ
・ダイエット(シェイプアップ)効果
・基礎代謝量の増加
・免疫力アップ
・冷え性の改善
・肩こりの改善
・骨粗しょう症の予防
・ストレス解消
・心の健康
・深い睡眠

といった効果があります。

「ウォーキングで病気の9割は防げる」という医者もいるぐらい、ウォーキングには様々な素晴らしい効果があるのです。

ですから、「朝は歩けない」「夜は歩けない」と言う前に、自分ができる時間帯に、可能な距離だけで良いので、まずはウォーキングをはじめてみてください。

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ウォーキングは正しいフォームで!

朝だろうが、夜だろうが、ウォーキングは正しいフォームで行わないとその効果は半減するどころか、腰痛や膝痛を招いてしまうの恐れがあるのをご存知でしょうか?

フォームは、歩く距離やスピードに匹敵する、ウォーキングの重要な要素です。

以下の記事で正しいウォーキングフォームを紹介していますので是非参考にしてください。

まとめ

ウォーキングを朝に行うメリット、夜に行うメリットをご紹介しました。
なぜ自分がウォーキングしようと思ったのか?によって時簡帯を考えてみてください。

ただ、ウォーキングはどの時間帯にやっても健康に良いことには変わりありません。

もし、まだウォーキングを初めていないなら、時間帯云々を気にする前に、まずはウォーキングを初めてみてください。

1ヶ月も続ければ、心身に何かしらの好変化が現れるはずですよ!

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