ワンダー80で釣れるカラーと釣り方はコレ![ナイトシーバス必須]名作ルアー
シンキングペンシルの元祖「ワンダー」は、発売から20年以上経った現在でも、後続のシンキングペンシルを寄せ付けない素晴らしい実績を残し続けています。
今回はそんな名作シーバスルアー「ワンダー80」にスポットをあて、ワンダーが有効なシチュエーション、使い方、釣れるカラー、さらにワンダーに合うフックまで紹介します!
ナイトシーバスなら1年中使う必須ルアー
シーバスのナイトゲームではワンダーに代表される「シンキングペンシル」と呼ばれるタイプのルアーは必須になります。
と言うのも、ナイトシーバスには、リップの付いた “ブリブリ” と泳ぐウォブリング系のルアーよりも、シンキングペンシルのように “クネクネ” と泳ぐルアーが効くことの方が圧倒的に多いからです。
クネクネと泳ぐルアーは春のバチ抜けシーズンにだけ効く思っている人もいますが、そんなことは全く無く春夏秋冬1年中効果を発揮します。
そして、数あるシンキングペンシルの中でも、アクション、飛距離、(筆者の経験測で)釣果が最も安定しているのがワンダー80です。
つまりシンキングペンシルが有効な状況なら、いつでも平均点以上の働きをしてくれるのがワンダー80ということです。
ワンダー80はデイゲームには向かない
ワンダー80はデイゲームでも状況や使い方によっては釣れないことはありません。
が、やはりワンダー80が威力を発揮するのはナイトゲームです。
ワンダー80がデイゲームに向いていない理由は、そのアクションと狙えるレンジにあります。
まず、ワンダー80のようなクネクネアクションは、リアクションで喰わすというよりも、見せて喰わすアクションになります。
ということはつまり、リトリーブはスローからミディアムになります。
が、そもそも昼のシーバスは、スローリトリーブではなかなか喰ってきてはくれません。
つまりこの時点でワンダー80がデイゲームに向いていないということになりますね。
そしてレンジ。
ワンダー80で狙えるレンジは水面直下から、せいぜい水面下50cmぐらいまでです。
しかし昼のシーバスはレンジが深めのことも多く、とてもではありませんがワンダーだけでは攻めきれません。
「だったらカウントダウンすれば良いのでは?」と思うかもしれませんが、ワンダー80はカウントダウンして沈めても、リトリーブすれば浮き上がってきてしまいます。
これは、ワンダー80にはリップが付いていないということと、重心が後ろにあることが理由です。
重心が後ろにあるルアーは、水中でお尻下がりになるため、リトリーブするとお腹に水の抵抗を受けて浮き上がってきてしまうのです。
水の抵抗が大きければ大きいほど浮き上がるので、潮の流れが速かったり、リトリーブスピードが速かったりすると、どれだけ沈めてもすぐに浮き上がってしまいます。
ワンダー80でオススメの釣れるカラー
シーバスのナイトゲームに限って言えば、ワンダー80でオススメのカラーは「パール系」か、「(ホロやメッキではない)銀粉系のシルバー系」か、ホワイト、レッドヘッドなどの「単色・原色系」です。
つまりキンキンキラキラしずぎていないカラーです。
メーカー(ラッキークラフト)のカラーラインナップを見ると、ホロ系、メッキ系のキンキンキラキラ系の凝ったカラーが多いようですが、これは恐らく “釣れそうに見えて売れるから” でしょう(汗)。
確かにホロ系やメッキ系はベイトフィッシュライクで釣れそうに見えますが、私の経験上、ナイトゲームではキンキンキラキラ系のワンダーは釣果が安定しません。
デイゲームならキンキンキラキラ系も良いかもしれませんが、デイゲームでわざわざワンダーを使うことはありません。
ですから最初に選ぶなら、カラーはパール系、単色系のものおすすめします。
迷うようならとりあえず、ホワイト系、パール系、レッドヘッドを買っておけば大丈夫です。
あとはゴールド系がオレンジの常夜灯の下では抜群に効くことがあるので財布に余裕があればゴールド系も揃えておきましょう。
いずれにせよ単色系のワンダーは “知っている人” が大人買いしてすぐに売れ切れてしまうので在庫があるうちに購入しておきましょう。
シーバス定番のレッドヘッドはワンダーでも安定して釣れるカラーです。レッドヘッドのワンダーはすぐに売れてしまうので見つけたら即ゲットです。
チャートバックは自然な目立ち方が良いのか非常に良く釣れます。また背中だけチャートなので釣り人から見やすいのも◎ですね。チャートバックもなかなか店頭では見かけないので見つけたら即買いです。
ワンダー80のフックについて
初代ワンダーが発売されたころ、某プロが
「ワンダーはフックを交換するとアクションが変わるからオリジナルのフックのまま使う」
という発言をしたため、それ以来「ワンダーはフックを変えると釣れなくなる」という認識が広がってしまいました^^;
ただ、実際は大体同じぐらいの大きさのフックなら、フック云々というのは全く気にする必要はありません。
実際私もワンダー80にカルティバのフックを装着していますが全然問題なし!ガンガン釣れます!
と言うより、仮にフックを交換してアクションが変わったとしても、シーバスの気分だって毎日変わるわけですから「フックを交換した後のアクションのほうが、その日のシーバスには合った」ということだってあるはずです。
所詮お魚さんはしゃべれませんから、メーカーやアングラーの言ったもん勝ちです。
フックのメーカー云々よりも、針先が甘くなったフックを使い続ける方が問題です。
これはワンダーに限った話ではありませんが、少しでも針先が甘くなったと感じたらフックは直ぐに交換しましょう。
ワンダー80の使い方
ワンダー80の使い方はシチュエーションによって様々です。
ただ、まだワンダーでシーバスをキャッチしたことが無い人なら、潮回りの良い時間帯に
1.潮の流れに対してクロスからクロスダウンストームでキャストして、スローからミディアムスローリトリーブ
または
2.岸際を(潮の流れの)下流にキャストして、スローからミディアムスローリトリーブ
を徹底することです。
1.潮の流れに対してクロスからクロスダウンストームでキャストして、スローからミディアムスローリトリーブ
潮の流れに対して、クロス(直角)か、ややダウン気味ににキャストしてリトリーブします。
リトリーブスピードはスローからミディアムスローが基本です。
ルアーはリトリーブでだけでなく、潮の流れを受けても泳ぐので、潮の流れが速ければ、リトリーブはよりスローにし、潮の流れが遅ければリトリーブスピードを少し速くします。
ポイントとしては、常夜灯の明暗の境目部分などは一級ポイントですが、その上流側、下流側でも釣れることも良くあるので、明暗の境目にとらわれず広範囲を攻めてみてください。
2.岸際で(潮の流れの)下流側キャストして、スローからミディアムスローリトリーブ
ワンダーのような良く飛ぶルアーは、おもいっきりブン投げたくなりますが、闇雲にキャストするよりも、岸際スレスレを徹底的に狙ったほう好釣果を叩き出すことが多々あります。
ワンダーを岸スレスレに、上流側から下流側にキャストし、上流に向かって巻いてくる、つまり完全なダウンストリームでの釣りです。
特に杭などのストラクチャー周りや、護岸がカーブしているなど、何かしらの変化があるポイントはシーバスが着いている可能性が高いので必ずルアーを通すようにしましょう。
ちなみにワンダーは岸スレスレをテクトロしても抜群に釣れます。
岸スレスレにキャストするのが難しいようであれば、素直にテクトロしたほうが全然釣れます。まあ、テクトロに関しては好みもあると思いますけどね…。
ワンダーの他サイズ、ワンダースリム、ワンダーファンタジーはどう?
ワンダーにはワンダー80以外にも、「ワンダー45(45㎜サイズ)」、「ワンダー60(60㎜サイズ)」、「ワンダー95(95㎜サイズ)」、そして派生モデルとして「ワンダースリム」「ワンダーファンタジー」といったシリーズがあります。
サイズ違いのワンダー45、ワンダー60は、アクションもワンダー80と共通していて、釣果も折り紙付きなので是非揃えたいところです。
ワンダースリムとワンダースーパースリムは大人しいアクションで、私的にはワンダー80とは全く別のルアーとして捉えていますが、バチ抜けの時などはワンダースリムやワンダースーパースリムのほうが釣れることも多々あるので必須ルアーには違いありません。
たた、ワンダーファンタジーはどうでしょうね…
65㎜というサイズは魅力的ですが、正直トリプルフックが3つも付いているのはいかがなものか?と思います。
メーカーの謳い文句は「3フックでショートバイトを絡めとる」らしいですが、私の経験上、このサイズのシンキングペンシルならフックはトリプルフック一つでも十分なぐらいです。
他メーカールアーの話になりますが、私はジャクソンの “にょろにょろ” の一番小さいサイズは、テールフックを外して、お腹にトリプルフックを一つだけ付けてお尻を振るようにしていますが、テールフックが無くてもフッキングしにくいと感じたことは一度もありません。トリプルフック1本でも、ほぼ毎回シーバスの口の蝶番のベストな場所にフッキングしています。
逆に多すぎるフックは、シーバスの吸い込みの邪魔をして中途半端な場所にフッキングしてしまうだけのように思います。
ですから、ワンダーファンタジーに限っては買う必要は無いと思います。
いずれにせよワンダーシリーズの中で、1年を通してシーバスのDNAを刺激し、捕食スイッチをオンにしてくれるのはワンダー80だと思います。
ワンダーを揃えるなら、まずは元祖ワンダーの「ワンダー80」、次に「ワンダー60」、そして「ワンダー45」、次に「ワンダースリム」と揃えていけば良いと思います。
ワンダースリムなどとは違いワンダー80と同じタイプの泳ぎをしてくれるので、純粋にワンダー80のサイズダウン版として使えます。サイズの割に結構な飛距離が出ますし、デカいシーバスもメチャメチャ喰ってきます。
バスとは違い、シーバスは必ずしも「でっかい魚にでっかいルアー」は当てはまりません。デカいシーバスでもこのぐらいのサイズのルアーを平気で喰ってきますし、このサイズのルアーしか喰わない時もよくあります。
ワンダースリム70はバチ抜けの時など本家ワンダーより喰いが良いことも良くあるので、使用頻度は本家ワンダーほどではないにしろルアーボックスには欠かせません。
まとめ
ワンダー80について解説してきましたが、いかがでしたでしたか?
「シーバスのナイトゲームにはシンキングペンシルが良い」と知ってはいても、今はシンキングペンシルも種類がたくさんありすぎるので、特に初心者の方はどれを買えばよいか迷ってしまうと思います。
そんな時はワンダー80を選んでおけば間違いありません。
カラーはキンキンキラキラしていないものです。
まずはワンダー80から始めて、シンキングペンシルというものに慣れてから、他のサイズのワンダーや、別メーカーのシンキングペンシルを揃えていけば良いと思います!
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