WiMAX2+・光・ADSL比較[ADSL終了にはWiMAX2+がオススメ]

WiMAX2+・光・ADSL比較[ADSL終了にはWiMAX2+がオススメ]

アウトドアライターである私は “取材先で記事を書いてそのまま入稿” ということも多々あるため、(ほぼ)どこからでもスピーディにインターネットに繋がるWiMAX2+は、今や無くてはならないツールになっています。

私的には現在のところ、速度的にも、料金的にも、WiMAX2+に何ら不満はありません。

ただ、これからWiMAX2+の契約を考えている方からすると、本当のところ「ADSL回線や光回線と比べて料金や速度がどのくらい違うのか?」気になりますよね?

そこで今回は具体的な数値も紹介しながら、WiMAX2+、光回線、ADSLの速度や料金を比較していきます。

WiMAX2+・光・ADSL表示速度比較

実は私、外出先での仕事はWIMAX2+、事務所は光回線(フレッツ光)、そして自宅(実家)はいまだにADSLと、現在進行形で全ての回線をリアルタイムで使う機会があるため、これら3つの回線の体感的な速度の違いはよーく分かっています。

体感的な速度で言えば、疑うことなく

スピード比較

です。

たまに実家のADSLに繋ぐと「よくこんなの使っていたなぁ」とつくづく思います。

ISDNからADSLに移行したときは「メッチャ速ぇー」と思ったものですが、慣れとは恐ろしいもので、今ADSL回線を使うと遅すぎてイライラします。

実際、体感的なスピードはADSLよりもWiMAX2+のほうが速いです。

では、体感ではなく、数値ではどうなのか?3つの回線の通信速度を数値で比較すると以下のようになります。

光回線 WiMAX2+ ADSL
下り最大速度 1Gbps 758Mbps 50.5Mbps
上り最大速度 1Gbps 112.5Mbps 12.5Mbps

体感だけでなく、数値的に見ても、光回線が断トツで速くADSLが断トツで遅いのが分かりますね。

Mbpsとは1秒間に通信できるデータ量を表す単位です。1Mbpsで1秒間に日本語を約6万5千文字送ることができると言われています。「下り」は、パソコンに表示させる速度、「上り」は、メールなど、パソコンからインターネットに情報を送る速度のことを言います。なお、1Gbpsは1Mbpsの約1000倍の1,024 Mbpsになります。

WiMAX2+・光・ADSLの料金比較

では次に、WiMAX2+・光回線・ADSLの料金を比較してみます。

とは言っても、ADSLは2023年にサービスが終了する(ADSL回線が無くなる)ので、今から加入する人はいないと思いますが「切り替えるならお早めに」という意味も込めて比較してみます。

なお、今回はADSLと光回線は各社の平均的な料金、WiMAX2+回線は私も利用しているWiMAX2+業界最安値の「カシモ」の料金で比較しました。

光回線 WiMAX2+(カシモ) ADSL
工事費 2~3万円 0円 1~3万円
月額利用料 5~7000円 1~2ヶ月目:1380円
3~24ヶ月目:3580円
25か月目以降:4079円
5~6000円

WiMAX2+最安値のカシモで比較したということもありますが、昔は安いと言われたADSLも、今となってはそれほど安くはありません。

むしろ、あのスピードでこの価格は高いと言えるでしょう。

ADSL終了に伴う2つの選択肢

先ほども書きましたが、2023年には全ての会社のADSLサービスが終了します。

そのため、現在ADSL回線を使っている人が、2023年以降もインターネットをするつもりなら、光回線か、WiMAX2+などのに切り替えなければいけません。

では光回線とWiMAX2+のどちらを選択するか?

もちろん両方契約して、家では光回線、外出先ではWiMAX2+と使い分けるのがベストです。

ただ、これまでADSLの通信速度で不便を感じていなかった人であればWiMAX2+だけでも十分かもしれません。

ADSLよりもWiMAX2+の方が速度は上で、値段も安くなりますし、さらにWiMAX2+なら工事も不要なので、ルーターが届いたその日からインターネットができるメリットがあります。

いずれにせよ “遅くて高く終了することが決まっているADSL” をこれ以上引きずってもメリットはありません。
速度の光回線か、安さのWiMAX2+のどちらかに早めに移行することをおすすめします。

WiMAX2+の注意点

ADSLよりも月々の利用料が安く、通信速度も速いWiMAX2+ですが、一つだけ注意点があります。

それは「WiMAX2+は地域によって電波が弱い」、もしくは「そもそも電波が無いところがある」ということです。

実際私も静岡県の山奥にある民宿でWiMAX2+を使おうとして繋がらなかったことがあります。

ADSLの唯一のメリットは電話回線さえあればどんな山奥でも利用できることですが、WiMAX2+は電波が届いていなければ利用することができません。

とは言っても、山奥に行けば携帯電話さえ繋がらないところも未だにあるわけですし、よほど特殊な場所でなければWiMAX2+は繋がるはずですから、それほど心配する必要はないと思います。

不安ならユーザーサポートに電話をして、自分の地域がWiMAX2+の対応地域か確かめてから契約すれば問題ありません。

まとめ

今回は「ADSL」「光回線」「WiMAX2+」の通信速度と料金を比較してみました。

これまでADSLを使っていた人にとっては「光回線」か「WiMAX2+」のどちらに移行するか迷うところですが、
スピードを重視するなら多少高くても光回線、屋外でもインターネットが使いたいならWiMAX2+で決まりです。

ちなみに私は仕事でWiMAX2+を使っていますが、ADSLより全然速いですし、ストレスなく十分使えているので、「仕事で使うなら光回線でなければダメ」ということもありませんよ。


カシモのWiMAX2+
WiMAX2+ギガ放題プラン最安値の「カシモ」。ルーターは消耗品なので、WiMAX2+もルーター故障補償加入が必須ですが、カシモは300円/月と格安で故障補償に加入できるので結果的にどの会社よりも間違いなく安くなります。速度も、私も仕事で現在進行形で使っていますが全くストレスはありません。(※WiMAX2+は今後さらに通信速度がさらに速くなる可能性もあります。実際WiMAX2+の通信速度はこれまで年々約100Mbpsずつ早くなっています。)