DUELアーマードF+プロのインプレ「ブラックバス用のPEラインとして超最高」

DUELアーマードF+プロのインプレ「ブラックバス用のPEラインとして超最高」

正直に言うと「なんだこのライン!メッチャ硬い!これじゃあしなやかなPEのメリットないじゃん!失敗したか…」これが私の「アーマードF+プロ」の第一印象でした。

しかし実際に使ってみると評価は一転!「アーマードF+プロ」はメリットだらけのかなり使えるラインだったのです。

ナイロンやフロロ感覚で使える超高強度ライン!それが「アーマードF+プロ」

「アーマードF+プロ」は一般的なPEラインのような“編込み”ではなく、ポリエステルの繊維を束ね、それをフロロカーボン樹脂でコーティングすることで一本のラインになっています。そのため一般的なPEラインのような柔らかさはなく、かなりコシの強い硬めのラインになっています。

※コーティングPE系のラインではバークレイの「ファイヤーライン」が有名ですが、「アーマードF+プロ」のハリの強さはファイヤーライン以上です。ただしライン表面の滑りの良さはアーマードF+プロの方がファイヤーラインよりも断然スムーズです。

しかしこのコシの強さも「アーマードF+プロ」のメリットの一つで、一般的なPEラインのようにフニャフニャしていないため、PEラインに慣れていない人でもナイロンやフロロカーボンと同じ感覚で扱うことができます。それでいて引っ張り強度はナイロンやフロロとは比べ物にならないのですから使わない手はありません。

圧倒的な飛距離

ラインは細いほうが飛距離はかせげますが、細くすれば強度は落ちてしまいます。だからこそ細くて強いPEラインが使われるようになったわけですが、PEラインユーザーの中には、PEラインの“コシの無さ”も飛距離に貢献していると思っている人も少なくないようです。事実、私も以前はそう思っていました。ただ「アーマードF+プロ」を使ってみて、それは間違いだったと気づかされました。

と言うのも「アーマードF+プロ」はかなりコシの強いラインだったにもかかわらず圧倒的な飛距離をキャストできたからです。

その飛距離は一般的なPEラインを凌ぐほどで、これには正直驚きました。

水馴染みがよく、風にも強い

一般的なPEラインの比重は水よりも軽い「0.97」です。対して「アーマードF+プロ」の比重は淡水よりも若干重い「1.00強」です(※淡水の比重が1.00)。

その差はわずか「0.03」なのですが、実際の釣りではこの差が本当に大きい!

事実「アーマードF+プロ」は明らかに一般的なPEラインよりも水馴染みがよく、また向かい風&横風にも強さを発揮します。

水馴染みがよく、さらに風にも強ければ、水中でも空中でも糸フケが出にくくなるということですから、アタリがよりダイレクトに伝わります。
特にワームを使ったスローな釣りでは明らかに一般的なPEラインよりアドバンテージがあると感じています。

間違いなく他のPEラインより根ズレに強い

「アーマードF+プロ」はフロロカーボン樹脂でコーティングされているからか、一般的なPEラインに比べると明らかに根ズレに強いと感じています。

たとえばブラックバスの釣法で「チョウチン釣り(ラインを枝にわざと引っ掛けてルアーで水面をチョンチョンする)」というのがありますが、こういった釣りは一般的なのPEラインではラインブレイクが恐くて普通は出来ません。

しかし「アーマードF+プロ」ならチョウチン釣りも全然可能です。実際私も「アーマードF+プロ」でチョウチン釣りをして何本ものバスを釣り上げていますがラインブレイクは一度もありません(ただしチョウチン釣りをした後は、必ずラインのキズをチェックして結び直すようにはしています。)。

ここで少し「PEラインと根ズレ」に関して筆者の考えを述べさせていただくと、たしかにPEラインは根ズレには弱いです。ただ、だからといって「ナイロンラインやフロロラインと“lb単位”で比べたらダメなのでは?」とも思っています。

たとえばナイロンラインの8lbは2号の太さですが、PEの8lbはだいたい0.4~0.5号ぐらいの太さです。そもそもラインそのものの太さが全く違うわけです。

ですから「PEラインは根ズレに弱いから云々」と言うのなら、lb単位ではなく同号数のラインと比べるべきではないでしょうか?
PEラインの8lbならナイロンラインの0.4号と比べて、はじめて「PEラインが根ズレに弱い云々」と言えると思うのです。

実際、ナイロンラインの1号とアーマードF+プロの1号なら(水中でラインが濡れている状態であれば)根ズレに対する耐久性にそれほど差はありません。

ラインでアタリが取りやすい!


巻きグセといっても、ナイロンやフロロのようにクリンクリンになってしまうわけでは無く緩やかに波打つ程度。この緩やかな巻き癖がラインでのアタリを抜群に取りやすくしてくれる。

「アーマードF+プロ」はPEラインにも関わらず緩い巻きグセが付きます。

はじめは「PEラインで巻きグセってどういうこと!?」と思いましたが、実際に使ってみると、この緩やかな巻き癖のおかげでラインでアタリが非常に取りやすくなることが分かりました。というのも(緩い巻きグゼが動くおかげで)ラインがスーッと引っ張られていくのよく分かるようになるからです。

手に伝わるアタリだけでなく、目視でもアタリが取りやすいのは「アーマードF+プロ」ならではのメリットだと思います。特にバスフィッシングに特化した「アーマードF+プロBASS」はオレンジの120mごとにオレンジのマーキングが入っているのでラインでのアタリの取りやすさは抜群です。

リーダーなしでも釣りができる

個人的にはおすすめはしませんが「アーマードF+プロ」はリーダーを繋がず、ルアーやスイベルに直接ラインを結んでも一定の強度を得られます。

もちろんリーダーは結ぶに越したことはありませんが、時合いを逃したくない時なら(大物狙いでなければ)直結もアリだと思います。

「アーマードF+プロ」はコシが強いので、ラインがルアーのフックに絡むトラブルもほとんどありません。また「アーマードF+プロBASS」や「アーマードF+プロ ロックフィッシュ」は魚に目立ちにくいラインカラーが採用されているので必要以上に魚にプレッシャーを与えることもありません。

ちなみに直結するときのノットは、パロマーノットかダブル(トリプルなら尚良い)ユニノットがおすすめです。

まとめ

「アーマードF+プロ」は、はじめこそコシの強さや巻きグセが気になりましたが、実際に使ってみると、それらの特徴もこのラインならではのメリットだということが分かりました。

と、言うより、そもそも私はPEラインも釣り方や対象魚によって使い分けるべきだと思っているので、コシの強さが必要無い釣りなら他のPEラインを使うだけです。

アーマードF+プロは「PEラインの引張強度&低伸度とナイロンラインのような扱いやすさを持ち合わせたライン」と割り切ったほうがベストな使い道が見えてくると思います。