多摩川スモールバスポイントをロコアングラーが紹介【府中~登戸】写真あり
この記事では多摩川沿いに6年間住んでいた私が、府中から登戸までのスモールマウスバスのポイントを写真付きで紹介します。
中央自動車道下のポイント
中央自動車道の真下でもスモールが泳いでいるのを見ることはありますが、狙うなら少し上流の流れ込みから続く深場か、下流の堤付近の方がポイント絞りやすく狙いやすいと思います。
狙い方はビビビバグ2.6インチやディトレーター2.4インチのダウンショットかキャロライナリグがオススメです。
ドリフトを意識しすぎて、軽すぎるシンカーを使うと釣りにならないのでギリギリ流されるか、流されないぐらい重めのシンカーを使うと良いでしょう。
「スモールはドリフトだ!」とよく耳にしますが、中途半端にドリフトを意識してガンガン流されてしまうぐらいなら、流されないぐらい重いシンカーを使って底をズル引きしたほうが釣れます。
【中央自動車道の橋の上流】
【中央自動車道の橋の下流】
なお、駐車場は日によって中央自動車道の橋から300mぐらい上流の川原の駐車場が解放されていることもありますが、平日は閉まっていることも多いので注意が必要です。
近くのホームセンター&日帰り温泉の駐車場に停めるマナーの悪い釣り人もいるようですが、
みなさんはそんなことはないようにしてくださいね。
府中の杜のポイント
多摩川の府中エリアで数少ない無料駐車場があるポイントです。ただ、それだけに駐車場を利用する人は多く、平日ならまず間違いなく停められますが、休日は朝早めに行かないと停められないこともあります。
【府中の杜の無料駐車場】
このポイントは釣り人だけでなく、バーベキューなどの家族連れも多く、子供が川に石を投げて遊んだりしているので、中洲、または対岸付近を狙わないとまず釣れません。
ウェダー必須のポイントですね。
余談ですが、ココは渓流気分でオイカワのドライフライフィッシングも楽しめるので、渓流に行けず悶々としているフライフィッシャーにもオススメのポイントです。
稲城大橋の下の浄水場との合流ポイント
30年ほど前に、故西山徹さんが鯉のフライフィッシングを紹介して有名になったポイントです。当時は連日大勢のフライフィッシャーが訪れていて、フライフィッシャーでもある私も上京当時はよく来ていたのですが、今は一人もいませんね^^;完全にフライフィッシングブームは終わりを告げたようです。
スモールは浄水場との合流点の本流側の深場を狙います(上写真参照)。写真を撮影した日は増水気味でしたが、普段なら膝までのウェダーで写真の場所に立ち込めます。
ポイントが広いのでプラグで手早く攻めたくなりますが、私はこのポイントではそういった釣り方で釣れたためしがありません(ナマズは釣れます)。
ウェダーを履いて、ダウンショットリグでネチネチ狙ったほうが釣れる確率は高いと思います。
押立町付近の連続するテトラ帯
前出の稲城大橋から300mぐらい下流にあるポイントです。
私が多摩川で一番多くのスモールを釣ったポイントでもあります。何せこのポイントまで徒歩2分のところに住んでましたからw
なんだかんだでこのポイントだけで、200匹ぐらい釣ったかもしれまません。
ただ、このポイントは、春先に限って稀に40㎝クラスが釣れることがありますが、4月以降は20cm~30cmぐらいの小型ばかり釣れてきます。
【このテトラポイントで釣った小スモールたち】
小っさい!
小っさい!!
小っさい!!!!
また、大雨の後はスモールが下流に流されてしまうのか、しばらくの間釣れなくなります。スモールは流れに強い魚ですが、台風時の多摩川の増水はハンパではないので、さすがのスモールも耐えられないようです。
増水後は次に紹介する稲田堤付近か、登戸付近を狙ったほうが無難です。
このポイント付近は、裏路地に入ると小規模のコンパーキングが点在しているので、車の場合はそれらを利用しましょう。
電車の場合は最寄り駅は、川崎側が矢野口駅、府中川が西調布駅になりますが徒歩だと30分以上かかるのでタクシーを利用したほうが良いでしょう。
稲田堤
稲田堤は、堰堤の下流側が変化に富んでいて、上流側は湖のように広く、深くなっています。
スモール狙いの人は下流側を狙う人が多いようですが、私的には上流側の深場のほうが良い思いをしています。
ただ、上流側はヘラブナ狙いの人がたくさんいるので、ヘラブナ釣り師達が帰ったあと、17時以降の短時間勝負がオススメです。
アクセスは、車だと徒歩圏内には小さなコインパーキングが一つあるだけなので注意が必要です(2018年現在)。
一見路上駐車しても問題なさそうな裏路地もありますが、何故かこの辺一体は川崎県警のパトカーが頻繁に巡回しているので路駐は高確率でキップを切られます。
このポイントは稲田堤駅からそう離れていないので電車の方ががオススメです。間違ってもセブンイレブンには停めないようにしてください。
※川原の駐車場が解放される日もあるようですが、筆者はその日に出会ったことがありません。
登戸・多摩水道橋付近のポイント
ラージより圧倒的に流れに強いスモールですが、そうは言っても大雨大水の後は下流に流されてるようで、立川市、府中市辺りのポイントよりも、登戸付近のポイントほうが圧倒的に魚影は濃いように感じています。
1日じっくりと粘るなら、登戸付近を徹底的に狙ったほうが良いかもしれません。
電車でもアクセスしやすいですし、車でもコインパーキングがたくさんあるので平日なら駐車場所に困ることもありません(ただし休日は季節、時間によっては満車のこともあります)。
【小田急線下のポイント】
小田急線下のポイントは、写真に写っている岩だけでなく消波ブロックも沈んでいて、その先が深くなっています。
その深場をダウンショットリグやキャロライナリグでネチネチ狙うのがオススメです。
ワームはもちろん、ウォーターメロン系のビビビバグ2.6インチかディトレーター2.4インチです。周りの釣り師より釣りたいならこれらのワームは必須です。イモグラブだけでは勝てません。
ここは岸際に同じようなポイントが続くので、時間をかけてじっくり狙うにはちょうど良いポイントです。
【支流、水路との合流点その1】
【支流、水路との合流点その2】
多摩水道橋から、下流にある堰堤の間には、水路からとの合流点が数か所あります。ここもじっくり狙いたいポイントです。だだし餌釣りの人も多いのでトラブルにならないように注意しましょう。
【堰堤】
さらに下流には堰堤があります。
ドリフトの釣りが得意な人なら堰堤下のポイントもオススメです。ですが、そうでないなら堰堤の上の各ポイントをネチネチ狙ったほうが釣れる確率は高いと思います。
なお登戸付近のポイントはトイレもあるので、カップルも安心です。
特に小田急線の下の沈み石、消波ブロックが続くポイントは特にスモールの魚影が濃いポイントです。沈んだ消波ブロック際をダウンショットや、キャロライナリグでじっくりと狙ってみてください。
まとめ
以上、府中~登戸エリアのスモールマウスバスのポイントを紹介してきましたが、どこか1ヶ所に絞れと言うなら、登戸周辺、多摩水道橋の下流から堰堤までをオススメします。
多摩川は都会を流れる川とは思えないほど、台風の度に恐ろしく増水し、激流になります。
川原沿いのグランドなんて年に数回は水没していますし、多摩川沿いに住んでいた私も2階の窓から多摩川を見て「今度こそ本当に決壊するんじゃないか」とハラハラしたことも1度や2度ではありません。
そんな多摩川ですから、流れに強いスモールと言えども、相当数が下流に流されていると考えられます。
登戸付近は、そんな上流から流されてきたスモールが溜まる要素がたくさんあります。堰堤もありますし、流れを回避できる水路もありますからね。
流れにそれほど強くないヘラブナが1年中この付近で釣れるのは、魚たちにとって流れを回避できる場所が多くある証拠です。
と、いうことで多摩川で1日じっくりスモールを狙うなら登戸付近がオススメです。紹介した他のポイントはランガンで攻めてみてください!
追伸
繊細なスピニングタックルでスモールを狙うなら、ラインは沈むPEラインが絶対にオススメです。釣果にモロ影響するので是非一度試してみてください。
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