PEにシュッ!の代わりになるスプレーはコレだ!てか性能上かも!?(笑

PEラインの使用に欠かせないのがラインコーティングスプレー。
そんなPEラインコートスプレーの中でもっともポピュラーなものと言えば、やはり「ライン PEにシュッ!」でしょう。
ただ、雑誌やサイトを見ていると、釣り用ではないスプレーを、ラインコーティングスプレーとして代用している人もチラホラ…
かくいう私も、実は釣り用ではないアノ有名メーカーのスプレーを代用品として使用しています。
しかも値段はPEにシュよりも安く、ラインコーティングスプレーとしての性能もライン PEにシュッ!に勝るとも劣りません。
ということで、今回はPEにシュッの代用品となるラインコーティングスプレーを2種類ご紹介します。
PEライン専用のラインコーティングスプレーの必要性
おすすめのラインコーティングスプレーをご紹介する前に、その必要性について少しだけ触れておきます。
以前筆者は、釣りビギナーに「PEラインにコーティングスプレーって本当に必要なんですか?」と聞かれたことがあります。
なんでそんなことを聞くのかと訪ねると、ネット上のあるサイトが、
「PEラインにスプレーなんて必要ない。スプレーしても飛距離なんてたいして変わらない。あんなものは釣りメーカーの戦略だ。」
と書いてあったそうです…。
いったいどんなスタイルで釣りをすればそんな考えが生まれるのか、正直理解に苦しみますが、誰が何と言おうとPEラインにラインコーティングスプレーは絶対に必要です。
そもそもラインコーティングスプレーの役割を飛距離の向上だけと思っている時点で間違いです。
ラインコーティングスプレーには
・ラインに撥水性を持たせる
・塩によるラインのネチャ付きを解消する
・摩擦を減らして飛距離を伸ばす
・PEラインの寿命を延ばす
など、様々な役割があります。
実際、PEラインにラインコートスプレーをすると、ラインの水はけがよくなり、さらにラインについた塩水の塩分によるネチャつきも解消されるので、驚くほどラインがさばきやすくなります。
もちろんラインのネチャつきが解消され、摩擦を減らしてくれるわけですから飛距離も出やすくなります。
飛距離に関しては、重いルアーよりも、軽いルアーをキャストすると違いが良く分かります。
たとえばシーバスのバチ抜けパターンや、アミパターンなどの釣りでは、シーバスロッドで3g以下のルアーを投げなくてはならなくなることもザラにありますが、そんな時でも、ラインコーティングスプレーをすると(軽いルアーでも)それなりの飛距離が出せるようになります。
この時、ラインだけでなく、ガイドリングにもラインコーティングスプレーを吹き付けティッシュで塗り込むと、さらに飛距離が伸びます。
PEにシュッ!に勝るとも劣らないオススメのスプレー
筆者がPEラインを使い始めてから早25年ほどたちましたが、その間、何だかんだで結構な種類のフッ素系&シリコン系のスプレーをコーティングスプレーとして試してきました。
その結果、落ち着いたのが、フッ素系では「ドライファストルブ/DRY FASTLUBE」、シリコン系では「シリコンスプレー」の2つです。メーカーは556で有名な、あの「KURE」です。
どちらも大容量で、価格も同量の「PEにシュッ!業務用」の半分以下!はっきりいって超オススメです。
ただ、「ドライファストルブ」と「シリコンスプレー」とでは使うタイミングが違います。
完全にPEにシュッ!の代用品になるのは「ドライファストルブ」の方ですが、「シリコンスプレー」も使用するタイミングによってはかなり使えます。
というわけで、それぞれ詳しく解説します。
PEにシュッ!を超えたかも!?「ドライファストルブ」
PEにシュッ!の代用品としてイチオシなのがこの「ドライファストルブ」です。
速乾性のフッ素系のコーティングスプレーなのでPEラインとの相性がメチャメチャ良いです。
正直、体感的なラインコーティングスプレーとしての性能は「PEにシュ」以上です。
しかも、この価格で(1000円以下!同量のPEにシュッ業務用の3分の1です^^;)内容量300mlこの容量ですから、ケチることなくドバドバ使えます^^
難点は、大容量で缶が大きすぎて、ランガンで持ち歩けないこと(私は車に積んでます)。
そしてホームセンターではなかなか売っていないことです。
私もホームセンターでは数年前に一度見ただけで、それ以来売っているのは見たことがありません。
なので私はいつもアマゾンか楽天で購入しています。
PEにシュッ!と同じ感覚で使いたいならコレ!大容量で激安。価格はPEにシュッ!の約3分の1で、ラインコーティングスプレーとしての性能は勝るとも劣らない。
ちなみに雨ガッパ用のフッ素系スプレーってありますよね?
あれも同じフッ素系なので使えるかな?と思っていくつか試したことがあるのですが、結果的には全然使えませんでした。
雨ガッパ用は定着率が悪いのか、もともとの効果もイマイチですし、そのわずかな効果でさえ数投でなくなります。
新品購入時ラインメンテにおすすめの「KUREシリコンスプレー」
PEラインの新品購入時のコーティングにオススメなのが、この「KUREシリコンスプレー」です。
こちらはシリコン系なので、乾くまでに結構時間がかかります。
なので残念ながらこちらは釣り場では使えません。
基本はPEラインを新品購入した時と、次の釣行まで2週間以上空くときのみ使用します。
釣行後、水道水でラインについた塩水の塩分を洗い流し、しっかりと自然乾燥させてから使う感じですね。
なお「シリコン系スプレーを使用したPEラインに、フッ素系ラインをスプレーしても大丈夫なのか?」と聞かれることがありますが、経験上、これは全く問題ありません。
実際、私も同じPEラインに「ドライファストルブ」と「KUREシリコンスプレー」を交互にガンガン使っていますが、それによってPEラインが劣化した経験は一度もありません。
現場ではPEにシュ!が最適
ドライファストルブの難点は、とにかく大容量で缶のサイズがデカイことです^^。
まあ、だからこそ良いんですけどね!
ただ、ランガンの釣りでこのサイズのスプレー缶を持ち歩くには、やはりデカすぎます。
ですから現場には素直に「PEにシュッ!」の通常サイズを持っていくのが無難です。
ドライファストルブを知ってしまうと、PEにシュッ!はメチャメチャ割高ですが、こればかりは仕方ありません。
なるべく軽装で釣りたいですからね。
PEラインコーティングスプレーまとめ
今回は「PEにシュッ!」の代わりになるラインコーティングスプレーをご紹介しました。
釣りの世界には、既製品のパッケージだけ変えて “釣り専用” として売られているものも沢山あります。
「PEにシュッ!」がそうだとは言いませんが、そもそもPEラインの素材であるポリエチレン自体が釣り用に開発されたものではないわけですから、ほかに使えるものがあるのは当然のことなんです。
いずれにせよ「ドライファストルブ」も「KUREシリコンスプレー」のどちらもPEラインに使えますし、特にフッ素系コーティングスプレーの「ドライファストルブ」のほうは、速乾性、防水性、など、どれをとってもPEにシュッ!に勝るとも劣りません。是非試してみてください!
-
前の記事
野口啓代[ボルダリング]筋肉画像も!日本女子を牽引するトップクライマー 2018.11.02
-
次の記事
野口啓代選手愛用のボルダリングシューズ[スポルティバ ソリューション リブート] 2018.11.02