アルコールバーナーはトランギア「TR-B25」オススメ!専用の五徳&プリヒーターも秀逸

TR-B25はトランギアの代名詞とも言えるアルコールバーナーで、静かな燃焼音、故障の心配の少ないなどの理由で、既に半世紀以上にもわたって売れ続けているロングセラーモデルです。
筆者自身、長年TR-B25を愛用していますが「もし今使っているTR-B25が壊れたとしても次もTR-B25買う!」と断言できるほど気に入っています。
今回はそんな「トランギアTR-B25」を徹底的にご紹介します。
どのアルコールバーナーを買おうか迷っている方は是非参考にしてください!
TR-B25のここがスゴイ!アルコールバーナーとして優れているおすすめポイント
オススメポイント.1 堅牢な作りで耐久性抜群
※筆者の「TR-B25」。かなり使い込んでいるがアルコールバーナーとしての機能は今でも満点!愛着も相当なものです^^
TR-B25は重量が110gありますが、110gという重量はアルコールバーナーの中では軽い方ではないかもしれません。ただ、私としては、この重量に比例した堅牢性、耐久性が非常に気に入っています。
いくら軽量でも、すぐに故障してしまうようなギアはキャンプや登山では安心して使えませんから。
その点TR-B25なら少々荒っぽい扱い方をしても全然大丈夫です。
実際、私も既に10年このモデルを使っていますが、写真で見ても分かるように、汚れてはいても変形も故障もしていません。
それに重量があると言ってもたかだか110gです。軽量なモデルと比較しても僅か数gの違わないでしょう。数gの違いなんて背負ってしまえば分かりません。
だったら重量よりも堅牢性(けんろうせい)や耐久性を重視して選んだほうがキャンプや登山では安心だと思うのですが、いかがでしょうか?
※こちらはTR-B25単体になります。オススメは下に紹介する「TR-B25+ストームクッカー」のセットです。
オススメポイント.2 豊富なオプションパーツ
※筆者が所有するTR-B25オプション。特に五徳は是非用意したいオプションの一つですね。
トランギアではTR-B25に合わせたオプションパーツがいくつか用意されています。その中で筆者が愛用しているものをご紹介します。
ストームクッカー
ストームクッカーはアルコールバーナーの火力を最大限に活用するためのギアです。
私の場合はUL(ウルトラライト)キャンプが多くなったため、ストームクッカーを持参する機会は減りましたが、あらゆる状況下で快適に料理をしたいならストームクッカーは是非用意したいギアの一つです。
TR-B25なら専用のストームクッカーがラインナップされているので、そちらを選べば問題ありません。
※よりTR-B25を活用するなら、このストームクッカーとのセットがオススメです。シルバーバージョンとブラックバージョンがあります。
五徳(ゴトク)
TR-B25は、本体にはゴトクがありません。その代わりトランギア純正のゴトクがラインナップされています。
筆者はTR-B25専用のゴトクを2種類所有していますので、それぞれ紹介します。
【TR-B25専用ゴトクその1】
三本の板を組み合わせて使うタイプのゴトクです。このタイプは組み立てる手間こそかかりますが(と言っても数秒ですが…)、収納性に優れ、多少重たいものを乗せても十分に対応可能です。
【TR-B25専用ゴトクその2】
ゴトク中央に本体を設置するこのタイプは、収納性こそ前者に劣りますが、設置が楽で扱いやすいのが特徴です。また、非常に丈夫です。
これら二つのゴトクはどちらのもオススメですが、できるだけ荷物を小さくまとめたい登山やキャンプなら収納性に優れた前者がオススメ、荷物がかさばっても構わないオートキャンプなら後者もオススメです。
プリヒーター
※TR-B25専用プリヒーター
※TR-B25を乗せた専用プリヒーター
本体が十分に温まるまでは本来の火力を発揮できないアルコールバーナーは「プレヒート」という、本体を温める工程が必要になります。
TR-B25は専用のプリヒーターを使うことで、外気温の低い冬場でも簡単にプレヒートできます。
専用のプレヒーターを使うと、本体を地面から離すことが出来るため、接地面から本体の温度を下げることなく、効率的にプレヒートを行うことができます。
それこそグラスウールに浸みこませた少量の燃料のみでプレヒートを済ますことができるので本当に便利です。
後付けの取っ手
TR-B25には蓋の部分に付ける専用の取っ手が生産されていました。
熱を持っていても持ち運びできる便利なアイテムでしたが、現在は販売終了しているようで、在庫がある一部ショップでのみ購入できるようです。見つけたら即買いすることをオススメします。
※調べてみましたがネットではどこのショップも既に在庫切れのようです。
オススメポイント.3 バランスの取れた性能
※静か音と実用に足る火力を持つTR-B25の燃焼。この炎を見れば私が気に入るのもお分かりいただけるのでは!?
アルコールバーナーは、主に燃焼時間と火力で選ぶことになるかと思いますが、特別な用途に使う場合を除けば、火力が弱くて燃焼時間だけ長いものや、火力だけ強くて燃焼時間が短いものよりも、燃焼時間も火力もバランスよく “全てにおいて平均点以上” のものを選ぶべきです。
そういう意味でも、TR-B25の燃焼時間はアルコールバーナーの中では上位にランクされますし、火力もメチャクチャ高いというわけではありませんが、ソロキャンプでの一般的な調理に使うぐらいであれば必要にして十分な火力があります。
オススメポイント.4 非常時にも使える汎用性
アルコールバーナーの燃料は薬局で入手可能な「燃料用エタノール」です。
また、私自身は下戸(げこ)なので試したことはありませんが、度数の高いお酒も燃料として使えます。
そんな燃料の入手が容易なアルコールバーナーは災害時にも非常に役立ちます。
また、アルコールバーナーはメンテナンスフリーで、いつでも、どこでも安定した性能を発揮してくれますから、調理器具としてだけでなく、暖房器具としても大いに活躍が期待できると思います。
TR-B25でどんな料理ができるのか?
では最後にアルコールバーナーTR-B25を使っての料理の一例をご紹介したいと思います。
上の写真の料理は山梨県の大菩薩嶺を歩いた時に、筆者がTR-B25を使って調理した簡単な料理になります。
1.コンビニの調理済み肉炒めをフライパンで調理
2.炊飯
3.お湯を沸かしてコーヒー
いかがでしょう?“湯沸かし程度”と紹介されることがあるアルコールバーナーですが、このぐらいの調理なら十分に可能です。
まとめ
今回は筆者も愛用しているトランギアのアルコールバーナー「TR-B25」をご紹介しました。
アルコールバーナーは形を変えずに、長い期間にわたってアウトドアファンに愛されて続けているアイテムです。
火力のみを優先するならガスバーナーに軍配が上がりますが、アウトドアの贅沢な時間を味合うなら、やはりアルコールバーナーの魅力的な炎は外せません。
是非皆さんもトランギアのTR-B25でアルコールバーナーの魅力に触れてみてください。
※こちらはTR-B25単体になります。オススメは先に紹介した「TR-B25+ストームクッカー」のセットです。
-
前の記事
登山初心者のシングルガスバーナーはイワタニ[プリムス フェムトストーブ]でOK 2019.02.17
-
次の記事
Boulder Park Base Camp飯能店を豊富な写真で紹介!平山ユージさんのクライミングジム 2019.03.03