ナマズロッドおすすめは2ピース以上!今さら1ピース買うの!?

ナマズロッドおすすめは2ピース以上!今さら1ピース買うの!?

身近なフィールドでトップウォーターゲームを存分に楽しめるナマズ釣り。
特にデイナマは「バホッ!」という音とともにルアーにアタックするナマズが丸見えで最高ですよね!

ナマズのルアーフィッシングは、もともとはバスロッドが流用されていましたが、現在ではいくつかのメーカーがナマズ釣りに特化した「ナマズ専用ロッド」を発売しているのは周知のとおりです。

ナマズ専用ロッドは、さすがに専用だけあって(私が使用している、もしくは釣友たちが持っているものに関しては)ナマズ釣りにおいては非常に扱いやすいものになっているので、もし専用ロッドを買おうか迷っているなら、思い切って買ってしまっても後悔はしないと思います。

ただし、ナマズロッドを買うならオススメは2ピース以上!

2ピースでもグリップジョイントは除外!

で検討するのが良いのでは、と思います。

ということでこの記事では、なぜ私が2ピース以上をオススメするのか?また、私や私の釣友たちが実際に使用しているオススメのナマズロッドを数本ご紹介します。

1ピースじゃないと折れる、というのは幻想

ナマズ釣りで1ピース(もしくはグリップジョイントの2ピース)が良さげに思える理由の一つに「ナマズはネットを使わないでゴボウ抜きするから1ピースの方が上部」というのがあると思います。

でもコレ、果たして本当にそうでしょうか?

私は40年近く釣りをしていますが、これまでの釣り人生でロッドのジョイント(継ぎ目)から折れたのは一回だけです。
しかもその原因は完全に私の不注意。ジョイントが緩んだままキャストしたためでした。

それ以外でロッドを折った経験というと、不注意でティップがポッキリが数回、不良品でバットからポッキリも数回、(ヘラ竿で)合わせた瞬間にグリップの少し上でパキッが2回、ロッドの許容範囲以上の大物がかかって折れたことも数回あったかな、、

いずれにせよ(正しい使い方をして)ロッドのジョイント部分から折れたことは一度も無いのです。

でも普通に考えたら当然ですよね?

だって、ロッドのジョイント部分にはスレッドがキッチリと巻かれて、さらにエポキシでコーティングまでされているわけですからそうそう折れるはずがないのです。

こう言うと「いやジョイントと言うより、そのちょっと上が折れるんだ」という人もいます。

しかしながら、その場合も、ジョイントが緩んでいるから折れるのであって、キッチリとジョイント部分が密着していれば、今のロッドのテーパーデザインはしっかりしていますからそうそう折れることはありません。

事実、現在私は雷魚ゲームで「ナマゾンモバイルC704XH」という4ピースのロッドを使っていますが、100ポンドPEラインでヒシモごと雷魚を強引に寄せても折れる気配どころか、ひと昔前の1ピースの雷魚ロッド以上のパワーを感じています。

※一応紹介しておきますが、このロッドは雷魚には最適ですが、ナマズには強すぎます。ナマズにオススメのロッドは記事後半で詳しく紹介しています。

「1ピースじゃないと折れるからゴボウ抜きで取り込めない」なんていうのはイメージ優先の幻想だと思います。

2ピースでもアクションは問題無し!てかアクションってそんなに重要?

私の知る限り、ナマズ専用ロッドはどれも10g~15gぐらいのトップウォータープラグが投げやすく作られていて、ロングキャストするにも、ピッチングでピンポイントを狙うにも、バス専用のものより使い勝手が良いと感じています。

ですから2ピースであっても、4ピースであっても、アクションに何ら問題無いと私個人的には思っています。

「でも、やっぱり1ピースのほうが綺麗に曲がるしアクションも良いのでは…」

なるほど、まあ確かに “曲がり” に関して言えば1ピースのほうが綺麗なベンドカーブを描くかもしれません。

ただ、そもそもなのですが「投げやすい」「フッキングさせやすい」「取り込みやすい」以外にロッドのアクションって必要ですか?

いくらロッドが綺麗なベンドカープを描いても、投げにくく、フッキングさせにくく、取り込みに苦労するようなロッドでは意味がありません。

極論、ロッドのベンドカーブが多少歪(いびつ)でも、投げやすく、フッキングさせやすく、無理なく取り込みできればそれで問題ないのではないでしょうか?

でとは言っても、私の知る限り、巷のナマズ専用ロッドは1ピースでなくても、綺麗に曲がるロッドがほとんどなので、その点はさほど心配しなくても良いと思います。

万が一折れても部品交換が安い!

2ピース(4ピースも含む)のロッドのメリットに「万が一折れても修理が安い」というのがあります。

もしロッドが折れても、継ぎ竿なら、折れたセクションを交換するだけで済むので修理が安く済みます。

これが1ピースだと、免責期間を過ぎていたら “買い直し” です。

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業界が長らく1ピースを奨めていたのは「コストが安く作れるから!」

今、メーカーはどんどん2ピース以上のロッドの開発に力を入れ始めています。

その理由の一つに「送料の問題」があります。

近年、運送会社の送料の基準が変わり、1ピースロッドだと約1万円の送料がかかるようになってしまいました。
そうなるとネット通販が全盛の今の時代、送料1万円のロッドなんて誰も買いませんよね?

これは我々ユーザーだけでなく、メーカーや釣具店も同様で、「仕入れ時の送料誰が払うの?」となるわけです。

これまでメーカーは何がなんでも1ピースを薦めていました。
特にバス業界では「2ピースを使う奴は素人」というイメージさえありました(今でもあるけど…)。

しかし、メーカーがこれまで1ピースロッドを推していた一番の理由は、実は「コストが安く作れて高く売れるから」って知ってました?

それはあの王様こと村田基さんも動画でおっしゃっています。

※ご本人がシマノの1ピースをロッドをキッズに買わせまくった張本人だと言うことは触れないでおきます(笑)

私もフライフィッシング業界に身を置いていた時に、あるロッドデザイナーの方が「バスロッドは(1ピースだから)メーカーは美味しいよ」と言っていたのを聞いたことがあります。

この事実を知ると尚更「今さら1ピースも無いんじゃないの?」って思いませんか!?

2ピース以上のオススメのナマズロッド

ここからは私(&私の釣友)が実際に使用した上でオススメできる2ピース以上のナマズロッドをご紹介します。

尚、ナマズロッドは最低でも6フィートはあったほうが良いです。できれば7フィート前後は欲しいところです。

何故ならナマズのフィールドは手前に草が生えているところが多いというのもありますし、また、川幅が狭ければ狭いほど少しでも離れたところからキャストしないとナマズが逃げてしまうからです。

なので私の場合は、幅1.5mに満たない用水路でも7フィート前後のロッドを使うようにしています。

逆に広々として思い切りフルキャスト出来るようなフィールドほど短いロッドでも大丈夫になりますね。

ナマゾンモバイルC694H(テールウォーク)

個人的には一番オススメできるロッドがこの「ナマゾンモバイルC694H」です。

私はナマゾンモバイルシリーズは「C694H」と「C704XH」を所有していて、「C694H」はナマズ、「C704XH」は雷魚に使っています。

特に「C694H」はナマズ用としてはもちろん、岸壁のシーバスにも使っています。

6.9フィートという長さが汎用性があって丁度良いんですよね。

しかも4ピース!

さらにテールウォークのロッドは全て1年間の「免責保証」が付いていますから、4ピースは強度的に不安という方も安心してトライできると思います。

ナマゾンモバイルC664MH(テールウォーク)

同じくナマゾンモバイルの「C664MH」も相当良いロッドです。

「C664MH」は6.6フィートなので「C694H」より少し短くなり、また若干柔らかくなります。

なのでキャストの軽快さという点では、こちらの「C664MH」の方が上回りますし、ナマズ対象ならパワーも十分です。

腕力にあまり自信のない人ならこちらの「C664MH」の方が良いでしょう。私は腕力に自信があるので前出の「C694H」を選んだまでです。

ナマゾンC66M/G(テールウォーク)

2ピースのナマゾン(グラス素材)です。

ハッキリ言ってこのロッドは最高です。

私のナマズ仲間の間でも愛用者が多いので、もちろん私も使わせてもらったことがありますが、用水路のナマズだけを対象とするならこれ以上のロッドは無いかもしれません。

このロッドはグラスコンポジットで、気持ち良く “しなる” ので、ピッチングでピンポイントにバシバシ決まります。

もちろん “しなる” と言っても、昔のグラスロッドのように「重くてベナベナ」というわけで無く、結構軽く、パワーもあります。

私の釣友は60㎝ぐらいのナマズなら足場が高くてもこのロッドでバンバン抜いてます。

尚、これの一つ上の長さで「C69MH/G」というモデルもありますが、そちらは2ピースといってもグリップジョイントなのでほぼ1ピースです。なので個人的にはオススメできません。

クロスフィールド XRFC-702M(アブガルシア)

ナマズ専用というわけではありませんが、釣友から借りて振ってみたところ、かなり良くできていると思いました。

60㎝ぐらいのナマズなら(バットパワーを使って)ひき抜いても全然問題ありません。

アクション的にも汎用性があり、シーバスや根魚につかってもかなり良いと思います。バスでもキャロの遠投に良いのではないでしょうか?

ただ、アマゾンにレビューで「雷魚用に」と書いている人がいましたが、さすがにこのロッドでヒシモの池での雷魚は無理でしょうね。

アンロック ナマズ CT682f

どこのメーカーだか分からないメチャクチャ安いロッドですが、このロッドが意外に良いですw

私の釣友の一人が話題作りに買ったのですが、なかなかどうして、良い意味で一昔前のカーボンロッドのような粘りがありパワーも十分です。

6フィート8インチという長さも万能なので入門にはピッタリだと思います。

ただガイドがSICではないのでPEラインは使わないほうが良いかもしれません。
ナイロンラインなら全然問題ありません。

モバイルパック705TMHB(ダイワ)

私が常に持ち歩いている、ベイトの振出ロッドです。

このロッド、実に良いですw

軽く、投げやすく、ある程度パワーもあるので、私の「ナマズ釣り、兼ウォーキング」には欠かせない相棒になっています。

ベイト振出ロッドは、プロックス、メイドインチャイナのもの持っていますが、アクションと堅牢性ではこのロッドが頭2つぐらい抜けていると思います。

この仕舞寸法で長さが7フィートもあるので、ナマズにもベストマッチです!

できるならネットの使用を

ナマズ釣りは出来るだけ荷物を少なくしてランガンしたい気持ちはわかりますが、できるならネットを使用したほうが良いのでは、とも思います。

70㎝級がかかったら流石にブッコ抜くのは怖いですし、抜いている最中にフックが外れて草むらにナマズが落下してしまうこともあります。

そのとき、背の高い草の中にナマズを落としてしまうと探すのに時間がかかり、ナマズに大きなダメージを与えてしまいます。

ネットは、通常のナイロンのネットでは鱗の無いナマズはすぐに傷だらけになります(特にナマズはネットの中でぐるぐる回りますから)。

また小さいネットはネットの意味がありませんから、大き目で魚を傷つけにくいラバーコーティングされたネットがオススメです。

私のオススメはこのネットと玉の柄のセットです。

オーバールフレームのラバーコーティングネットでこの価格でこの品質、一昔前では考えられません。
大きさも縦が55㎝もありますから、大物でも余裕をもってランディングできます。

尚、ネットを軽快に持ち歩くなら「タモジョイント」は必須です。タモジョイントはプロックスのものが樹脂製で軽くてオススメです。

まとめ

今回紹介したロッド以外にもナマズ専用ロッドは各メーカーから出てますが(メジャークラフトとか、ジャッカルとか)、どれも1ピースが、グリップジョイントなので私個人的には「どうかな?」と思います。

もちろん、どのロッドを選ぶかは各個人の自由ですが、ただロッドはコンパクトな方がフットワークも軽くなりませんか!?

あ、ちなみに「オススメのナマズロッド〇選」みたいな記事で、適当に何本ものロッドを紹介しているメディアがありますが(〇〇ハックとか…)、あまり信用しないほうが良いと思います。

普通に雷魚用とか、ショートロッドとか平気で紹介してますから^^;ナマズと雷魚ではパワーもフィールドも違いますし、ロッドの長さも6フィート以下のロッドではナマズを逃がしながら釣りをすることになります。気を付けてください!

では長文お読みいただきありがとうございました。

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